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「ロックンロール」とはなんなのか

    皆さんこんにちは、こんばんは(⁠^⁠^⁠) 

    突然ですが、僕は音楽が大好きで、特に、「ロックンロール」と称されるものを好む傾向があります。バンドも「ロックバンド」じゃなくて、「ロックンロールバンド」を愛聴します。

    一緒だろうと思う人も多いと思いますが、体感上どうしても、「ロックンロール」を冠するものとそうでないものとでは、何処か違った感触があるように思うのです。

    そもそも、「これはロックンロールだ」とか、「それはロックンロールではない」とかいう判断基準は超個人的私感でしかなく、十人十色の感覚があると思います。ですが、僕が「これはロックンロールだなあ」と感じるものは、或る一定の基準を満たしているような、或る重要な何かを必ず持っているような、そんな感じがするのです。

    今回は、僕が個人的に思う「ロックンロールとはなにか」を、共有してみたいと思います。

・音楽的定義から考える

    音楽史的な視点で見ると、ロックンロールは、その時代に蔓延していた差別に苦しむ黒人が己の人生の哀れみを唄った「ブルース」から発展した音楽として定義されます。
    その鬱屈した感情が爆発するかのように、ブルースをもっと速く、激しく、より大きな声で叫び演奏したその音楽が、多くの若者の中で人種の垣根を越えて支持された瞬間。それが、ロックンロールの誕生です。しかし当時の大人たちは、ロックンロールを下品な音楽として否定し、若者への悪影響だと非難しました。  

    だからロックンロールは、ある意味、「吹っ切れた」音楽だと思います。
    ブルースが3つのコードのズッチャズッチャというリズムの中で呪文のように唄がのるのに対して、ロックンロールは、その3つのコードのままですがリズムは速く、ゴキゲンにシャウトします。
    ブルースが線香花火なら、ロックンロールはジェット花火みたいなかんじです。 

・ロックンロールだけが持つもの

    音楽史的にロックンロールを考えると、重要な点が浮かび上がりました。
   
   ・抑圧からの開放、その爆発力。
   ・確信犯的にタブーを犯していること。
   
    差別など、生きづらさがある人の鬱屈した気持ちが爆発し、人種や時代のタブーを超えて声高らかに自己表現したもの。それがロックンロール。

    だからロックンロールを聴いていると、
溜まりきった負の感情が爆発して、全てがどうでもよくなってしまったような感覚。全てに嫌気が差した先にある、無敵の状態。そんな感情になります。
   
    僕の中でロックンロールとは、そんな感情を呼び起こしてくれるもの。となります。

    だから僕の中では、ロックンロールは音楽に限りません。先ほど示したような感情にさせてくれる人物や芸術作品等に対しては、全て「ロックンロールだなあ」と感じ、それを愛好します。

・パンクについて

    ここで、「パンク」について考えてみます。 音楽的にはパンクは、ロックンロールを更に加速させて、更にうるさくしたような、そんな音楽です。パンクは「怒り」の要素が大きく、堪忍袋の緒が切れたような、そんな気持ちに火がつきます。
    ブルースが線香花火、ロックンロールがジェット花火なら、パンクは、爆竹ですかね。

    だから僕の中では「パンク」も、ロックンロールの一部だと思います。生きづらさを感じる人が、その世の中や周りに対して堪忍袋の緒が切れて、迎合するのを諦めた瞬間、全てに対して中指を立てる。パンクは、そんな感覚を与えてくれます。

・最後に

    ここまで読んでいただいた方には、僕が思う「ロックンロールとはなにか」が判っていただけたのではないかなと思います。ロックンロールは、生きづらさを感じる人に対して、この上なく優しいのです
   
    もちろん、ロックンロールの魅力は今回挙げたものだけではないです。それにロックンロールには、とっても嫌な部分もあります。またいつかの投稿で、またそんな話をしていけたらなと思っています。
    何卒、よろしくお願いします(⁠^⁠^⁠)


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