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【医療経営士】3級資格試験対策 ~試験勉強をはじめる前に

この記事は医療経営士3級取得を目指している方に向けた記事です。
医療経営士2級、認定医業経営コンサルタント取得を目指している方にも有益な情報となると思います。
また各種医療従事者、業界への就職を目指している方にも医療業界の基礎知識として役立つ情報になると思います。

厚生労働省から発表されている資料をエビデンスとして、私なりに分かりやすく解説していきたいと思います。

また、日本医療経営実践協会様から出版されている「医療経営士テキスト」から、試験に出やすい部分を中心に、覚えるべき点をできる限りシンプルにお伝えしていけたらと思います。

医療経営士3級勉強方法(私の場合)

※おすすめのYouTubeやテキスト購入のリンクについては、記事最下部にまとめます

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YouTubeにて試験範囲全容の基礎用語を理解できるようにする

医療経営士3級予想問題集・過去問(答えを見ながら3回解く)

医療経営士テキスト(全8巻)一読(あまり時間をかけても意味がないと考え、できる限り一気読む)

余った時間はひたすら過去問を解く
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以上のように進めた結果、約5カ月で合格となりました。
しかし、合格してから振り返ると上記やり方は全く非効率でした。

医療経営士3級試験は全体的に覚えることが多く、私は広く浅くテキストを読んだ結果、うろ覚えな知識を頭に入れてしまい試験に役に立ちませんでした。
丸暗記すべきところ、体系的に理解すべきところを明確にすることが重要です。
以下に3級試験において点数に繋がりやすい39項目をまとめました。
「医療経営士テキスト」でいうと2~4巻からの出題が圧倒的に多いです。

確実に抑えるべき38項目

1. 医療略語
2. 歴史上の偉人
3. 医療法改正まとめ
4. 医療計画まとめ
5. 地域医療構想まとめ
6. 診療報酬(基礎校正+改訂内容)
7. 医療費一部負担
8. 日本の救急医療体制
9. 主要国の医療保障体制について
10.保険外併用療養費
11.医療費適正化計画
12.国民医療費の推移
13.医療事故調査制度
14.医療事故と医療安全(医療過誤の歴史)
15.特定機能病院と地域医療支援病院
16.病院の収支構造
17.日本の高齢化と人口推移
18.介護保険3施設+介護医療院
19.介護保険施設以外の高齢者の住まい
20.要介護認定
21.医療法人・社会医療法人
22.医療広告規制
23.病院種別の人員基準と施設基準
24.労働基準法
25.保険医療機関及び保健医療養担当規則
26.医療法人の分割における適格分割について
27.日本の法体系
28.介護保険制度
29.介護サービスの種類
30.地域医療連携推進法人
31.災害拠点病院
32.医療機関の外部委託・委託率
33.治験
34.患者のための薬局ビジョン
35.各医療機関まとめ
36.オンライン診療・遠隔診療
37.人工透析
38.認知症

以上です。
過去問を解いたことがある方なら、「確かに出題されていたなぁ」と納得していただけるのではないでしょうか。
上記の内容を覚えることができれば、合格基準の6割は取ることができます。
各項目については、別の記事で解説していきたいと思いますので、ぜひそちらも読んでください。

医療経営士試験概要

出題形式:五肢択一・マークシート回答
試験時間:80分
問題数:50問
→80分 ÷ 50問  =1問あたり1分36秒
合格基準:総得点の6割程度

過去の合格率直近では30~40%程度ですが、それより以前は40~50%程度でした。
つまり、近年の試験は何度が間違いなく上がっています。

YouTubeや医療経営士ブログでは、「過去問さえやっておけば合格できまーす♪」という楽観的な表現が多くありますが、鵜呑みにすると確実に落ちます。
1発合格できるよう、しっかりと学んでいきましょう。

まとめ
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・広く浅くテキストを読んだ知識はテストで使えない
・試験に出題されやすい範囲を確実に理解して点数を積み上げる
・試験では1問あたり1分36秒以内に解答する必要がある

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