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あなたが本当に望むものは何ですか?

What do you truly desire?


この記事はある種の実験的内容であり、本文は感情的な部分を数多く含みます。
不快に感じる場合がございますので、あらかじめご了承ください。



不条理なこの世の中を生きていく中で誰もが最初に探すのは小さな光だ。

でもその小さな光は徐々に遠くなって消えていく。

人は生まれた時、眩しいくらいに明るいはずだ。

でもその眩しい光はいつの間にか遠くの手が届かない何処かへ行っている。

そんな世界が当たり前だと思っている大人から生まれた子供は光を見ることはできるのだろうか。

光は希望を表している。

では光の消えた状態は何を表しているだろう。

もちろん希望を失ったと言えるが、希望がないとはどんな状態だろう。

お金がない状態?職がない状態?

私は心が貧しくなった状態だと思っている。

お金がなくても、仕事がなくても心が貧しくなければ、光を探し出すことができる。

心が貧しいとはなんなんだろう。

少し不謹慎な例えをすることを許していただきたい。

誘拐され、監禁された状態を想像してみて欲しい。

まず何を考えますか?

おそらく、多くの人が逃げ出す方法を考えるだろう。

なぜなら、生きたい、逃げたいという強い思いから、生きて出られるという希望を探し出そうとするからだ。

これが光を探している状態だ。

人は命の危険を感じた時、また窮地に追い込まれた時、生きるために必死で光を探す。

ではもし、逃げられる可能性を見つけ出したとして、その可能性を奪われてしまったらどうしますか?

おそらく一度あるいは数回の間に、希望を見出すことはできなくなり絶望に変わるだろう。

これが心が貧しくなった状態だ。

この状態ではもう光を探すことが出来ない。

よくない例えではあるが、現代社会で同じような心理状態が数年で作られる。

人は生まれた時、希望に満ち溢れている。

つまり、目が開いた瞬間から光で溢れている。

だから何回転んでも歩き続けるんだ。

でもどうだろう。

いつからだろう。

お金という監獄の中に他人という支配者によって囚われてしまうようになるんだ。

生きていくためにはお金が必要だ。

楽しむにはお金が必要だ。

幸せになるにはお金が必要だ。

誰かに認められるには・・・

人に好かれるには・・・

お金、お金、お金

生きていくためにはお金が必要だ。

こうやってお金に囚われた心の貧しい人で溢れかえっているんだ。

いつからか。

今あなたが必死に握りしめているそのお金にどれだけの価値があるんだろう。

ではあなたが今100万円を手にしたらどうしますか。

好きなもん食べて、好きな服を買って、今まで買えなかったもの買って、、、

そんな感じで使い終わるか、半分使って残りは貯金しようかなとかだろうおそらく

好きなもの好きなだけ食べて、好きなもの好きなだけ買ったからもう幸せですよね?

お金にそれだけの力があるなら、もうすでに幸せになりますよね?

実はお金はキリがないんだ。

一度自分の生活水準とは違う桁のお金が手に入ると、もう元の生活には戻れない。

好きなものを好きなだけ買えたら、もう買わない生活には戻れない。

もっともっとお金が必要だと。

でも実際、この国に生きている多くの人はお金に飢えて生きている。

お金に幸せを求め、お金に安心を求め、お金を人生の答えにしている。

もしお金で幸せを買えると思っているなら、家帰って誰にも文句を言わずに働け

だって給料日には幸せが待ってるんだ

文句言うなよ

幸せを買えるんだから。

でもさ、多分多くの人は気づいてると思うんだ。

お金で幸せが買えないことを。

だけどさ、お金がないと不安なんだ多分。

お金があれば生活はできるからさ、実は小さな光が照らしてることに気づけないんだ。

追い込まれないと人は光を探すことができない。

お金があれば夢が叶えられるかもしれないけど、最初から夢を叶えられるだけのお金があったら今度は夢がなくなってしまう。

難しいな、生きていくのって

だからみんなお金をもっとけばと思ってるのかな。

お金なんて誰かが価値を決めたもので、その価値なんか10年後にはどうなるかわからないのにさ、本当はもっと価値のある何かに気づけなくなっちゃうんだよな。

正直さ、生きていくだけのお金なんか簡単に手に入るんだよ。

だから、本当はお金を稼ぐことより、「私がやりたいことは何だろう、そのためには何をすればいいんだろう」と考えることなんじゃないか。

そのことについて深く考えていくことなんじゃないか。

お金そのものには全く価値がないんだ。

今のあなたは何がしたいの?昔のあなたは何がしたかったの?

旅行が好きなら旅行のためにお金を稼げばいい。旅行のために普段の生活でちょっと我慢すればいい。

旅行に関わる仕事をするのもいいかもしれない。

車が好きなら、車を買うために仕事をすることもできるし、車に関わる仕事だっていいだろう。

何か好きなこと、好きなもののためにお金を稼いだり、好きなこと、好きなものを仕事にしたりすることができたら、少し生活費を抑えたり、少し遊ぶのを我慢したりするのもできるのではないだろうか。

多くの大人が心の誘拐犯になってしまっている。

自分自身だけでなくそれは子供たちに連鎖していることを誰もが知る必要がある。

眩しい光に包まれ生まれてきた子供の頃の光を覚えていますか?

確かに育っていく中のどこかでその光が消え、あたり一面が暗くなった監獄の中でそれをやるしかないという状態になったのかもしれない。

でももう新しく生まれてきた新しい命を、同じような暗闇に導くのはもう終わりにしよう。

そうしたくてしているわけではないことはよくわかっている。

そうなっていることを気づかない人もいるだろう。

小さなことに文句を言い、家に帰れば愚痴ばかりのその家庭で誰が光を見つけられるだろうか。

子供にとっての幸せはお金じゃないんだ。

貧しくなったその心で、お金に囚われたその心で、また新しく貧しい心を育てるのはもうやめよう。

小さな光でいいんだよ。微かな光で。

やりたいと思ってることのために頑張る、頑張ればできるということを教えてあげてよ。

お金なんてなくていいからさ。

どうか小さな光を大人になるまでつないであげてよ。

テレビやネットでいろいろな世界を見られるようになった現代社会に生まれた子供たちは、あまりにかけ離れた現実で絶望しやすくなってると思うんだ。

子供は自分の力で光を見つけることはできない。

大人が、周りの大人が光を灯してあげなければいけない。

どんなに今が辛くても、未来に心の貧しさをつなぐのはもうやめよう。

何度も言うけど、子供に必要なのはお金じゃない

お金がないから不幸だなんてことは絶対にない。

お金のない家庭に生まれた子供の多くは強く、小さな幸せを知っている。

何よりも、大人の姿をよくみてるんだよ。

人生をお金を稼ぐ作業のために生きている大人の姿をよくみている。

人生はそういうものだと悟らせるのはもうやめてくれよ。

お金がなくても、人生を楽しんでいる親から育った子供が見ているのは、お金がないことじゃなくて人生を楽しんでいることなんだよ。

今の生き方で誰が人生は楽しいものだと教えてあげられるんだ。

光を探せる子供に育てるために、大人が変わらなければいけないんだよ。

わかってる。

これが20歳のガキの戯言だって思われることくらいわかってる。

これが簡単じゃないことくらいわかってる。

こんなこと言ったところで、誰の心にも届かないことくらいわかってる。

けど、誰かが何かを言っていかないと何も変わらない。

人生はどうなるかわからない不安な世の中だけどさ、お金によって人生を選ぶのはもうやめてくれよ。

お金に弄ばれる人生はもうやめてくれ。

多分この世の中に未来が見えている人なんてほとんど存在しないから、おそらく今この文章を読んでいる人も未来が、将来が不安だろう。

大丈夫、ほとんどすべての人がそうだ。

目の前で楽しそうに笑っている人、後ろの方で浮かない顔をしている人、友達、家族みんなそうだ。

誰でも普通の人なら未来なんて見えないんだから、テレビに出てくる占い師だって大半は嘘っぱちだ。

だから誰もが不安で当たり前なんだよ。

でもさ、不安だからと言って人生をお金に委ねるなよ。

お金に人生を決めさせちゃダメだ。

人生は自分の手によって決めるもので、お金は決めた人生を助けるただの手段だ。

お金があれば夢叶えられるのにな

とか思ってる人が多いんだけどさ、最初からそれだけのお金を手に握り締めてたらその夢なんてどっかに忘れてきちゃうんだよ。

できないことに憧れてたのにさ、いつの間にかできることを探し始めちゃうんだよ。

そんな寂しい人生を、作り笑いで過ごす人たちをもう増やすのもうやめてくれよ。

いつの間にかお金に支配されたこの腐った人生をもう変えよう。

幸せの価値観が違うことは百も承知だ。

でも、これだけは、これだけは変わってほしいと強く願っている。

もしお金が存在しなかったら何がしたい?
What would you like to do if money were no object? 
人生をどう楽しみたい?How would you really enjoy spending your life?

自分に問いかけ深く考えてみてください。

あなたは何を望む?What do you desire?


人生を決めるのはお金ではなく、あなた自身なのです。
周りの誰かではなく、あなた自身なのです。



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