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個人のパフォーマンス=(能力×やる気×元気)×環境 - 息子の中学受験を例に

Source:自分です

大志を抱く中年です!(👉自己紹介

成果を得たいなら、裏にあるメカニズムを把握することが大事であるということと、おじさんがハゲるメカニズムについてこの前考えた。

今回は、自分の長男坊が中学受験で志望校に合格するために、父親としてやってることについて書く。

これからお子さんをSAPIXなど塾に通わせようと思ってる、あるいは通ってる親御さんの参考になればなあと思う。こういう情報自分は見つけることができなくて、やりながら試行錯誤して考えたものなので、そこそこ価値がある情報かなと思う。自分はSAPIX始まったときに知っておきたかったこと。


個人のパフォーマンスを決めるメカニズム

まず前提として、仕事も勉強も運動もなんでも、個人のパフォーマンスは、本人の"能力"と"やる気"と"元気"、周りの"環境"からの作用によって決定する(と思ってる)。

個人のパフォーマンス=(能力×やる気×元気)×環境

"能力"があって、"やる気"に満ち満ちて、"元気"もりもり、その個人にいい影響を与える"環境"が整っているときに、個人のパフォーマンスは上がる。

言い換えると、"能力"も"元気"もりもりで最高の"環境"があっても、そのことに対する本人の"やる気"が0なら、個人のパフォーマンスは0。
→勉強のモチベがない子は成績伸びなくなる(他の子に抜かされて落ちる)

本人の"能力"も"やる気"も"元気"もあったとしても、"環境"が整わない状態であれば、個人のパフォーマンスは発揮しきれない。
→環境面が効率や機会などの制約となり"能力"や"やる気"・"元気"を発揮できる場を与えられない、あるいは下げる影響を与えることでパフォーマンスが下がる
というようなこと。

息子の受験勉強を例に

うちの長男小学6年生の話。来年2月に都内私立中学の受験を目指して、SAPIXに通っている。

息子は、小学校3年生くらいまで公文の国語・算数をやってきた。
小4からSAPIXに切り替えて、公文で培った基礎に、問題の解き方・考え方を身に着けることで今時点順調に成績が伸びている。いまSAPIXのαクラスにいる(”能力”がある)。
都内に本人が目標とする中学があり、そこに向けてモチベーション高く取り組んでいる(”やる気”がある)、元気いっぱいのワンパク小僧である(”元気”がある)。

ずっとがんばっている息子の父親として、行きたい中学の合格に向けて、いかに”環境”面で作用できるかを夫婦で考えてる。
"元気"に影響する環境面(食事とか規則正しい生活とか)は、妻がメインでサポートし、父親自分は主に"能力"・"やる気"に影響する環境面で考えてサポートすることが多い。

SAPIX勉強での”環境”面で直面する課題

SAPIXなど、中学受験塾に通う子どもを持つ親なら、誰もが直面する課題を整理しておく。(もし親がこれを課題として認識していないとすると、子どもは相当困っているはず、”環境”面が成績の安定や伸びの足を引っ張る状態になるくらい、ほんと大変と思ってる)

課題①:紙の量がやばい問題

まず、SAPIXの授業は毎回テキストが配られるのだが、それが蓄積するととんでもない量になる。1年間通えば、イメージ、お風呂が溢れる量の紙がたまる。

というのも、6年生の9月からは1週間で、通常授業9時間分、土曜日特訓5時間分、日曜日志望校特訓9時間分、合計23時間分の量。
同じ1コマの授業のテキストでも、問題と回答と解説のテキストが分かれている。あと確認テストで問題用紙1枚+解答用紙1枚がちょいちょいある。

ざっと、1冊10枚×3冊(問題・回答・解説)×4教科×3種類(平日・土曜・日曜)=36冊360枚の紙が1週間の量。それが数10週間分になる。
※厳密には平日授業で見ても国語・算数は2つあったりもっと多くなるかもけどざっくり計算
これらって、普通の小学6年生が整理整頓をこなせるレベルじゃない(少なくとも自分だったら絶対できない)。

課題②:どこを復習すればいいかわからなくなる問題

加えて、大量にあるテキストのうち、授業では全ての問題は扱わず、ピックアップして解いて解説するスタイル。なので扱わなかった自宅でやる問題がテキスト内に散り散りにある。またそのうち間違った問題は自力で解けるようになっておきたいから自宅学習対象だけど、それがまた散り散りにある。その問題がどこにあるのかがわからなくなる。
週23時間分のテキストをもう1回全部見直すなんて時間は息子には到底ない。いかに効率よく、点数に直結する解くべき問題に時間を集中できるかが鍵になる。

課題③:分厚いテキストが勉強しにくい問題

そして、これら授業で配られるテキスト教材とは別に、有名中学校の過去問をたばねた分厚い辞典みたいな本など、自宅学習のテキストは他にもある。この分厚い本たちが、手で押さえていないとページがめくれてきたりして問題に集中できない。

課題④:過去問大量コピー超大変問題

極めつけは、志望校の過去問。SAPIXでは、9月から12月の冬期講習が始まるまでの間に、4教科それぞれ、第一志望校は10年分、第二志望校は5年分、第三志望校以下は3年分くらいの過去問を解くことを推奨している。
それぞれの過去問の、問題・回答解説・答案用紙をコピーして解いて封筒にいれてSAPIXの先生に提出して採点・コメントもらう、というのを単純計算週に5本ずつくらいやっていく。

これ、第一志望校の10年分って数百ページをコピーすることになるわけで、しかも過去問の本の中で問題・回答解説・答案用紙は別々の場所に載っている(しかも答案用紙は用紙ごと推奨倍率が違ったりする)ので、分厚い過去問集を開いて該当箇所探して適切倍率でコピーして、出てきた紙を同じ年度・科目でひとまとめるだけで相当な作業量。(某中学の1年分をコンビニでコピーするのに30分くらいかかった。。)

子どもにやらせるでは、その時間が膨大なのと、例えばコピーミスで問題・解説の一部ページが抜けてしまったり、印刷不鮮明だったりすると、勉強に集中できない、成績を伸ばすことに集中できない状況になる。
※自分の周りでは、コピーは親御さん担当がよくある印象

課題に対してやってること

その課題それぞれに対して、解消するためにやってきたことをまとめておく。

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