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一日中めちゃくちゃ眠かったけど読破できた創作指南本

が、こちらでございます。

シナリオ・センター式 物語のつくり方

ラランドのニシダ氏が好きなので、おっ、と思って記事を拝読。
そして、あっ絶対端的に書かれてる指南本だ〜読もー、となり、Kindleで即購入。
先程読み終わりました。1時間半かかるかかからないか、くらい。


文章術の本、最近色々読んでるんですよ。

「売れる作家の全技術」大沢在昌


「ミステリーの書き方」日本推理作家協会


「書く人はここで躓く!作家が明かす小説の『作り方』」宮原昭夫


「マナーはいらない 小説の書きかた講座」三浦しをん



「エンタテインメントの作り方」貴志祐介


それぞれ良さはありますけども、今日読んだ「シナリオ・センター式 物語のつくり方」、こちらはとにかく「読みやすい」。それが良い。
なぜ読みやすいことが良いのか。
それは、こういう指南本を読みたい時というのは圧倒的に創作に行き詰まって頭がヘロヘロだからであります。

プロット書けねぇ〜。
展開思いつかねぇ〜。
ストーリーが蛇行し始めたどうしてこうなった〜。

という時に、

圧倒的天才たちの「気づいたら書けたエピ(宮部みゆき氏)」やぐぅの音も出ないストイック正論がとても興味深い【ミステリーの書き方】

そもそもスタートラインに立てないと話にならないという現実でばちこり目を覚まさせる【売れる作家の全技術】

既に躓いた後に示される鼓膜百枚破りの真実【書く人はここで躓く!】

勉強になりつつも普通に楽しくなって自作のこと忘れてしまう【マナーはいらない】

は、ちょっと違った。
そして「エンタテインメントの作り方」はまだ読んでなくてすみません……
貴志祐介さんってこんな御顔なんですね、という学びを得ました現時点では。

【シナリオ・センター式 物語のつくり方】は、提示されるノウハウはギチギチではないです。
情報量はシンプルに絞ってあるなと思います。だからこそ、疲れた頭疲れた心でも読み通せる。
そして、前提が「大丈夫、あなたにも書けますよ(キラキラ)」なので、とても癒される。
鼓膜は一枚くらいしか破れなかった。
執筆中に困った時最初に読み返すとしたらこれだな、という感じですね。
これを読んで問題点を確認した後、「書く人はここで躓く!」でおもむろに鼓膜をぶち破って大改稿します。

読み物として面白い、という視点なら、圧倒的に「ミステリーの書き方」ですね。
表紙からしてそそるでしょう、このメンバーの随筆あるいはインタビュー集だと思えば。

いやー、こんなに指南書ばっか読んでないで、書くか、小説読んでインプット増やせよって感じなんですけどね……。
でもつい面白くて買っちゃうんですよねー。
執筆期間の合間に読むべきですね!
今は何も書いてはいないのですが、新たに考えている話があって、そのプロット立てたり資料読んだりしてたら深夜になり、昼間ヘロヘロという良くないパターンです。
どうせ書き始めたらまた深夜まで書いてヘロヘロになるんだから、今くらい早く寝なさいよ……。

みたらし団子を買って執筆のガソリンにします