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10月11日は国際ガールズデー

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国際ガールズデイ

10月11日はInternational Day of the Girls Child (国際ガールズデー)です。国際機関が定めている〇〇デーというのは沢山あるのですが、いつか自分の団体ができたらその〇〇デーに合わせて何かしたいなと思っていたので、小さな一歩が嬉しいです。

1995年は第4回世界女性会議で北京宣言と北京行動綱領が採択された歴史的な年です。この北京行動綱領で初めて「Woman(女性)」だけでなく、「Girl(女の子)」も国連の正式な文書の中に記されました。「Girl(女の子)」は小さい女性ではなく、女の子には女の子の課題がありそれは女性の課題とは分けて考えなければいけないということです。

2011年の国連総会では、Interantional Day of the Girl Child (国際ガールズデー)が制定され、女の子の権利を認識し、女の子が直面するユニークな課題に取り組んでいくことを約束しています。

女の子の前に本当にスポーツをする選択肢はあるのか?

ついつい見落としがちになってしまいますが、スポーツや運動のアクセスでも女の子というだけで選択肢がない状況が自然と作られています。

令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果」によると、小学5年生の1週間の総運動時間のうち60分未満は男子児童が7.6%、女子児童が13%です。中学2年生になると男子学生が7.5%、女子学生が19.2%にもなります。なぜこの差が生まれるのでしょうか?女の子がスポーツに興味を示さなくなるんだから仕方ない。ということなのでしょうか。

スポーツ庁がこの状況の改善に取り組んでいますが、何も意識せずに運動プログラムを設定したり、何も意識せずにスポーツイベントやプログラムに子どもを募集すると、自然と男の子が集まりやすいという状況が作られてしまうということです。障がいを持っている女の子はさらに気づかないうちに運動をすることから遠ざかってしまっています。

無意識のバイアス

そもそもこちらが選択肢を示していても、それが選択肢になっていないことがあります。スポーツプログラムの告知ポスターが無意識のうちに男の子をイメージしたものを作っていたのかもしれない。プログラムに参加者を募るとき無意識に男の子を中心に声をかけていたのかもしれない。子どもの運動参加は保護者の影響を強く受けますから、保護者の方が持つ無意識のバイアスも乗り越えないと女の子の前に選択肢が広がりません。

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