見出し画像

映画「君たちはどう生きるか」、二度目の鑑賞で感じたこと

先月あたりからもう一度見に行きたいと思っていた映画「君たちはどう生きるか」を、夜の映画館で見てきた。

ちょうど仕事終わりで行けそうな時間の上映。スクリーン番号が1に近いほど客席数が多いなら、その映画館でいちばん客席数が少ない部屋だった。見にきていたのは十数人。観客の立場で言えば、隣席も前の席も気にすることなく、とてもくつろいで見ることができた。

この映画は封切り前にほとんど情報が公開されなかったから、夏に見たときはタイトル以外何も知らない状態だった。一度に処理できる情報量が最近は減ってきているのか、二度目の鑑賞でも覚えていない場面や展開がいくつもあった。

今回見終わって感じたのは、これは「母と子」の物語なんだなということ。初回はその感想をまったく持たなかったのだけど。もしかしたら、三度目を見たらまた違う印象を受けるのかもしれない。

その中で、父親はどんな役割を果たしているのか。これは私にとって気になるところである。

この映画の中では、父親は子どもからするとちょっとズレたところで頑張っている人、として描かれているように思える。

私も実生活では子どもにとってそうなのかもしれない。それは、世代も育った時代環境も違うのだから仕方ない。

大事なのは、多少ズレていても子どものためにできる限りのことを精一杯やる、ということだ。この映画のお父さんはそうしている。そのことが、2回目の鑑賞ではっきり伝わってきた。

見に行ってよかった。

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?