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スマートチェックアウトってどんな会社?「スマートチェックアウト入門書」

スマートチェックアウトってどんな事業をしているの?
どんなビジョンを掲げているの?
HPやリリース記事、それを読んだだけじゃわからないことが多いですよね。
決済代行サービスってことはわかってくださっている方が多いかもしれないです。

近頃では、キャッシュレス化が進んでいて、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など様々な決済方法が存在しています。むしろ現金は持ち歩かない派の人がいるかも。

私たちが現在事業の中心に置いているのは歯科医院向けクレジット決済サービス「Pay Light」です。現在約7,000院の歯科医院様に導入いただいております!

でもなんで歯科医院向けなの?

と、思う方もたくさんいらっしゃると思います。

それについては当社のビションが深く関わってきます。

・スマートチェックアウトのビジョン

スマートチェックアウトは、創造力と健康にフォーカスして、コアバリュー・パーパス・大胆な目標の三つが合わさってのビジョンを掲げています。

① コアバリュー(Core Value)
「仲間あっての会社であり事業がある。 
そして社会貢献が成し得る。 
社会と顧客と会社と仲間 
四者の幸せを創造しなければならない。 
それらがなし得たら後世に残る事業となる。 
そして未来を創造する会社になり得る。」

コアバリューはスマートチェックアウトのいわゆる憲法的は存在です。
仲間を最も大切しながら、自社の利益だけでなく、お客様や取引先、社会全体の幸せのために創造力を働かせることが未来を創造することにつながると信じて取り組んでおります。

② パーパス(Purpose)
「テクノロジーで105年生きるから活きるを創造する。」

国民の皆さんには、105年ただ生きるわけではなく、私たちの創造力によって活力を持って健康に活きてもらいたいという願いがあります。100年人生と言われている現在は、平均寿命も医療の発展により年々高くなっています。しかし、元気に生きていられる健康寿命(日常で介護を必要とせずに自立した生活のできる期間のこと)に大きな差があります。

参照元:厚生労働省(平成26年版厚生労働白書 ~健康・予防元年~)

約10年間も健康ではなく、やりたいこともできない生活を送るのは想像するだけで億劫になります。そのため、私たちは国民の皆さんが最期まで人生を楽しむために健康寿命を伸ばしてほしいという思いでこのパーパスを掲げています。


③ 大胆な目標(Big Hairy Audacious Goals)
「決済サービス・ファイナンスサービスを基盤に知識と技術を融合し、社会サービスを創出。
医療にイノベーションを起こす。」

大胆な目標は5年後などの近い将来の目標になります。決済事業をメインに行っているため、そこを存分に活かしながら社会サービスを創出し、②パーパスを実現するためのイノベーションをおこしていきたいと考えております

ここまでお読みいただいても、なぜ歯科業界にフォーカスしているかピンときていない方もいるかもしれません。

それでは、なぜ歯が国民の健康増進につながるのでしょうか。


・歯の健康は全身の健康に影響する

近年の研究では、歯の残存数が多い人ほど全身疾患や認知症のリスクが低く、健康寿命が長くなることがわかってきています。歯や口腔内の状態が全身の健康状態に大きく関わっているということです!

★ 虫歯や歯周病菌は病気の発症や進行に関わる。
★高齢者の死因にある誤嚥性肺炎は、歯周病菌が肺に侵入して発症する。
★周病菌の毒素により動脈硬化が引き起こされ、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高める。
★歯の残存数が20本以上だと、その後に認知症発症や転倒する危険性が低い。
★歯の残存数19本以下だと、20本以上の人と比べ認知症の発症リスクが高い。

などなど、ここには挙げていない内容もあります。

歯の残存数が19本以下の場合、さまざまな病気のリスクが高くなることから、厚生労働省では8020運動(ハチマルニマル運動)という、80歳になっても自分の歯を20本残そうという運動を実施しています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/shikakoukuuhoken/130404_01.html

そして何よりも、自分の歯でおいしく食事ができることはQ O Lを上げることにおいて非常に重要な要素であるのは言うまでもありません。
一生涯、ご自身の歯で楽しく食事し、笑顔で過ごす人生を過ごしたという人も少なくないはずです。

それではどうしたら80歳になっても、自分の歯を20本以上残せるのでしょうか?

・予防歯科の重要性

歯を失う原因の一位は歯周病、二位は虫歯です。

虫歯になってから歯医者に行き、削ったり抜いたりした経験がある人は多いはずです。
日本では虫歯や治療の必要がある時に歯医者に行く人が多いかと思いますが、欧米などでは、虫歯や口腔内の病気になる前に予防のために歯医者に行きます。

そのため、予防先進国であるスウェーデンは70歳の歯の平均残存数が26本でほとんど歯を失う人はいません。しかし、日本は予防歯科の認識が低いため、11本で半分以下という結果が出ています。

これほどまでに差があるのは、歯科検診に行く人の比率が関係しています。スウェーデンやアメリカでは80~90%の人が定期的な歯科検診に行っています。欧米諸国をはじめとする先進国では、歯は非常に大切なパーツとして当たり前のようにメンテナンスがなされていることから、関心度にも違いがあるようです。治療費も何十万単位と非常に高いです。しかし日本では、保険制度で治療費が保証されることもあり、自費で予防のための診療やメンテナンスを行う人が少なく、5%程度しかいません。

ベルスコープ経営戦略2021年6月より

この結果を見ると、自分の歯を80歳まで綺麗に残すには日々のホームケアや、歯磨きで取れない汚れを取るために歯医者での定期メンテナンスが重要ということです。すでに抜いてしまったり、削ったりしている人でも、今から口腔内の状態を整えれば、これ以上歯を失う可能性は低くなるでしょう。

予防歯科の重要性がわかったところで、私たちスマートチェックアウトには何ができるでしょうか?

・スマートチェックアウトの展望

当社にまずできること、それは日本の国民が歯医者に通いやすい環境を整えることです。

現在日本には約70,000医院も歯科医院があります。コンビニエンスストアより多いんです。
しかし、クレジットカードなどのキャッシュレス決済を導入している医院は半分ほどしかないんです。

日本では予防に関する治療は、保険外の治療になってしまいます。そのため定期メンテナンスや高額な矯正治療などは、現金でしか払えないとなると少し行くのを躊躇ってしまいますよね。

そこで少しでも歯医者に通いやすくなってほしいと思い、クレジット決済サービス『Pay Light』を業界最安の手数料で提供しはじめました。元々の業界の平均的な手数料率が3.0%前後でしたが、歯科医院がまずは導入しやすいように1.5%という手数料率にし、歯科医院のコスト削減を図りました。そのため多くの歯科医院に導入していただくことができました。

そのほかにも、「Pay Light ファミリー」として歯科医院の経営改善ソリューションとして他サービスがあります。
新サービスで、受付での支払い待ちを減らすために、スマホでクレジットカード払いやデンタルローンなどの決済方法を選択し、支払いを行えるサービス『Pay Light Plus』もリリースいたしました。このサービスは今後スマートチェックアウトのメインサービスになっていくため、大幅なアップデートを控えています。まずは来院予約や受付、顧客管理なども機能も実装され、治療履歴も患者様が確認できるようになっていきます。そうすることで、PHR(Personal Health Record)を蓄えることができ、新しい歯医者に行ったとしても続きから治療を受けることができます。日本国民が健康管理に欠かせない社会インフラにしていきます。

そして、知識や能力があっても手元の資金がなく開業できないといった若手の歯科医師のために、高額の機材のリース支払いを可能にする『Pay Light リース』も開始いたしました。ゆくゆくは、まるっと開業支援をできるようにしていきたいと考えています。

事業以外では、今年からプロサッカーチームのモンテディオ山形のトップパートナーになりました。モンテディオ山形と協力し、予防歯科を啓蒙するイベントなども開催しています。
スポンサーになった理由として、モンテディオ山形に関わる方や、サポーターの方々の暖かさに心打たれたのはもちろんのこと、モンテディオ山形を通じて、子どもから大人までの多くの方々に予防歯科の重要性をお伝えしたいと考えたためです。
そして、その方々に105年人生を素敵に活きていただくことを望んでおります。

スマートチェックアウトがどんなことを目指す会社か少しはわかっていただけましたでしょうか?

これからも「国民の健康増進」というビジョンのもと、創造力をフルに働かせて社会にイノベーションを起こしていきます。