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ChatGPT や Notion競合の Microsoft Loop 登場


ChatGPT に対抗するNotion のAI が勢いを伸ばす中、マイクロソフトも負けてはいない。3月22日、マイクロソフトはOfficeアプリでのコラボレーションとタスク管理を強化するハブサービス「Microsoft Loop」を発表した。

Notion AIの凄さは以下の記事でも触れたけど、対抗するマイクロソフトのAIも共有可能なコンポーネントが特徴。

Loopページのコンテンツをコンポーネントに変換し、チームでのチャット、Outlook、ホワイトボードなどでリアルタイムでの共同編集や共有が可能だ。このマイクロソフト Loop の共同編集は、同時に50人までできる。

Microsoft 365 Copilot:仕事のための副操縦士

注目すべきはマイクロソフトのCopilot in Loop。その特徴は、共同作成のために構築された点にある。現時点ではまだプライベートプレビュー段階だけれど、マイクロソフト社VPのJared Spataroによる文書では次のように説明されている。ちょっと長いけど引用・翻訳してみる。

人間は、夢を描き、創造し、革新するように仕組まれている。偉大な小説を書くため、発見をするため、強いコミュニティを作るため、病気の人の世話をするためなど、私たち一人ひとりが目的をもって仕事をすることを求めている。仕事の核心に触れたいという衝動は、すべての人の中に息づいている。しかし今日、私たちは、時間、創造性、エネルギーを奪うような仕事の雑務に、あまりにも多くの時間を費やしている。私たちの仕事の真の魂と再びつながるためには、全く新しい働き方が必要なのだ。

今日、私たちは次世代 AIのパワーを仕事に導入する。Microsoft 365 Copilot - あなたの仕事のための副操縦士。大規模言語モデル (LLM) のパワーと Microsoft Graph や Microsoft 365 アプリにある多くのデータを組み合わせて、あなたの言葉を地球上で最も強力な生産性ツールに変えることができる。

(中略)」

Copilotは、2つの方法でMicrosoft 365に統合されている。Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teamsなど、毎日使っているMicrosoft 365のアプリケーションに組み込まれて、あなたと一緒に働き、創造性を発揮し、生産性を高め、スキルをアップさせる。また、本日、まったく新しい体験である、 ビジネスチャットも発表する。

ビジネスチャットは、LLM、Microsoft 365アプリ、そしてあなたのデータ(カレンダー、メール、チャット、ドキュメント、ミーティング、連絡先)を横断して動作し、これまでできなかったことを可能にしてくれる。

製品戦略をどのように更新したかをチームに伝えてください、というような自然言語のプロンプトを出すと、午前中の会議、電子メール、チャットスレッドに基づいてステータスの更新が生成される。

Copilotでは、常に自分が主導権を握っています。何を残すか、修正するか、破棄するかを決めるのはあなた自身。Wordではより創造的に、Excelではより分析的に、PowerPointではより表現力豊かに、Outlookではより生産的に、Teamsではより協力的に、仕事を進めることができる。

確かに今はまだプレビューの段階だけど、Microsoft 365に統合されるという
部分は、確かにマイクロソフトのな強みだ。

デザインはちょっとNotionを意識してるかな、という気もするけれど、なかなか使い勝手が良さそうだ。共同プロジェクトに使っていくのが楽しみだ。


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