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超大作の続編、全ての穴を塞ぎ、一般層に文句を言わせないレベルになってない時点で負け 「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」

<これだけの大作の続編、全ての作劇上の問題を塞ぎ、一般層に有無(文句)を言わせないレベルになってない時点で負け。>

そもそも続編をやっていること自体や、細かいツッコミをし出したらキリがない(というかキャラクター達の間違いや愚かな行動が無いと物語にならないし…)けど、個人的にはさすがジェームズキャメロン監督という圧倒的な海中シーンの映像美と、新鮮なガジェットやビーグルのアイデアなど、様々なセンスオブワンダーを見せてもらった。ヤドカリみたいなモチーフの乗り物や、手錠とか無線機とかSF映画らしいちょっとしたアイデアを加えている、異世界の見せ方がいいんだよね

新しいものを見せつつも一作目とリンクしたりリフレインするところもあり「トップガン マーヴェリック」のように「観客が観たいものを十分に見せてくれた娯楽作」だったと思う。日本では盛り上がりが今ひとつな感じだけど「一作目を観て楽しめた人」は劇場の大スクリーンで見逃すことのないように。

ただ、世間の評判が芳しくないのは、「尺が長い」とか「ストーリーが単純」とか、ファンが「世界観を堪能するためにこれは”仕方ない”よね」っていう作品の”穴”はグチグチと言われてしまう時代になったんだなと。やはり、その辺は有無を言わせないくらいにしておかないとダメだよ。

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