【目標に合わせたアドバイス】
【簡単な事を達成したい場合】
→結果を意識する
これが基本となる
目標といっても難しいものばかりではなく、多くのコーチや上司は最初は簡単な目標を掲げてあげるはず
そんな
簡単な目標を“確実に”達成し、次へのモチベーションにする
これは具体的な結果を重視することで、周囲に才能をアピールするチャンスになる
アピールと言っても、グイグイするのではなく潜在的な認められたい!という欲求を満たしてあげるだけで十分
また他には
・報酬も効果的
・以前紹介した[獲得型]思考も合う
※参考記事https://note.com/science_shige/n/nd3df31a0fbe1
“タスクが簡単だ”と意識させてあげれば、自信が生まれる
逆に防御型の思考はモチベーション低下を招く為向かない
→防御型の人にも簡単な目標をやってもらいたい場合はより具体的な夢や願望を想像させて、今の目標と繋げることが重要
【意欲がわかない場合】
→理由を意識させる
・達成したいと強く思っていても、なぜか意欲が湧かない場合がある
この理由の一つとして、“目標設定が合っていない”ことがあげられる
ここで意識するのが、過去に話した[なぜ]思考
※参考記事2
例えば、“ジムに週3回行く”という目標があるなら
[なぜ?]の「健康的になってモテたい!」など、目の前の現状よりその後の理想をイメージさせる
・[防御型]思考も有効
行動を先伸ばしするリスクや失敗したときの損失を考えさせる事で意欲が高まる
・「失敗すると何を失ってしまうのか?」と考えるのが効果的
【難しい事をする時】
→小さなステップを意識する
・多くの人がイメージする「目標」はここに分類されると思う
「ダイエット中の食事の誘い」「難しい交渉の仕事」「初めての子育て」など、自分では越えられないんじゃないか?と思うような困難に出くわす事が必ずある
・まず意識するのは“具体的な目標設定”
「痩せる!」より「3キロ痩せる!」のが、目標にちゃんと達成出来たのか理解できる
・難易度が高いと「何が得られるか?」は遠い未来になってしまうため「何を失うか?」に注目する[防御型]に目標設定を変える
・[習得型]の長期的な成長や改善にフォーカスし、目先の結果に囚われず着実に進むことを意識する
※参考記事3
【誘惑に負けそうな時】
→失うものを意識する
・[なぜ?]思考の起動が効果的
目標を達成したい理由を一度考える事で、誘惑から意識を一度逸らす
・[防御型]が誘惑に危険信号を点灯させる
ダイエット中にお菓子なんて見せたときには、体をぶっ壊す毒物だと思わせてくれる
直接的に危険だと思う事も大切で、高血圧の人がフライドポテトなんて食べようとしたら、「この一口で心臓が止まるかもしれない…」という病気への恐怖を煽るのもいい
【結果までのスピードが重要になる時】
→得られるものを意識する
・とにかく目の前のニンジン作戦が効果的
短期集中には、[獲得型]の報酬を意識し、細かい事には目を向けないパワーが必要となる
【正確さが求められる時】
→失敗の結果を意識する
・時間がかかってもいいから正確さを重視する目標は、徹底的な[防御型]がいい
「失敗したら大切なあれを失ってしまう…」と、一つ一つ間違えないように考える事が大切となる
【創造性が求められる時】
→自発性を意識する
・教科書のようなお役所仕事ではなく、“目標達成から得られるもの”へ注目することで、楽観的、抽象的に物事を考えるようにする
・積極的にリスクとるようにする
・“自ら進んでいる”と感じられるように、自分で目標設定することも効果的
【過程を楽しみたい時】
→成長を意識する
・長期戦の時は、小さな課題ですら苦痛に感じる
そのために「努力過程を楽しみたい!」と思うのはごく自然
そんなとき使えるのが“物事を習得していること自体に着目する”こと
長期的な努力によって何かの成果を得ている人のほとんどが仕事の内容に興味を持ったり、テスト範囲とは関係ない所まで学びたいと思う傾向が多い
つまり[習得型]の思考をしていると、パフォーマンスに興味を持ち、いつの間にかパフォーマンス自体も向上しているということ
・自発性も大切で、報酬や罰などで管理されると、過程に目を向けず興味をどんどん失う
※参考文献
P149
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