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大雨による災害情報を集約したアプリを高校生を中心に開発している話

鹿児島県、熊本県、大分県をはじめとした複数の県にて、豪雨による甚大な被害がもたらされました。2020年7月8日現在、岐阜県と長野県にも大雨特別警報が出ており、今後さらなる災害の危険性が示唆されています。この度の豪雨災害により亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されました皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。

こういった災害時に必要なものは、『正しい情報』です。しかし正しさ故、普段からその情報が掲載されているページには、アクセスしようともSEO対策がされておらず、表示されてこないというケースもあります。また、そのページを見ないこともあり、例えば自分の住んでいる地域の市町村のHPや、国のページなどは、普段からあまり見ません。

そういった、普段あまり見ないけど、正確な情報が掲載されているページを、ジャンルごと・県ごとに分けて、見やすく一覧にしたアプリをスクーミーを学んでいる高校生と小学生が中心になり開発しました。

皆さんに使ってもらう以上、どうやって生み出されたものかを示すために残します。

アプリケーションはこちらから利用することができます。


開始から完成まで10分の軌跡

考えた内容は以下のものです。

・どんな情報は必要か
・どうすれば見やすいか
・どうやって展開するか

これを、高校生と考え、開発をはじめて10分で公開できるところまでシステムを組みました。発起人は私でしたが、『作ろう』というスクーミーへの呼びかけにいち早く反応してくれたのは、山梨の高校生でした。

彼は、飲食店のテイクアウトサービス情報を誰でも簡単に公開できるアプリケーションの仕組みを作り、山梨での展開はもちろん、全国でもその波は広がり多くの地域で活用されています。

普段、課題発見&解決をITでどう行うのかをスクーミーを活用し学習しているメンバーにとって、上記の3つが、使ってもらうサービスを生み出すために、まず必要だということは、即、考えることができたと思います。

ここまでくればあとは県別の情報を集め、アプリにするだけで、アプリ自体はスクーミーの仕組みを使えば、すぐ作れるので、使ってもらえる状態にするまで10分でした。

拡散できるSNS

完成したアプリケーションは、URLを発行できるので、FacebookやTwitterに貼り付け、公開することができます。

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そして、シェアしてもらい、なんとしても九州の方々に届ける感じです。もともと九州のフォロワーが少ないため情報を届けることが難しいものでした。しかし、多くの方がシェアいただき、九州の知り合いからも、「スクーミーの生徒がつくったらしきアプリの情報が回ってきて、みんな使ってるみたいだよ!」との声をいただけたので、高校生とほっとしております。

アプリケーション自体は、技術の発展やスクーミーによって簡単に作れるようになっています。
しかし、使ってもらうアプリを作るという点だとまだまだ技術だけだと難しい部分があります。アプリ開発に必要なスキル以外にも、マインドこそ、これからのIT人材には必要だと考えています。

オンラインで協力し合い開発

まだまだアップデートは続いています。アプリの展開の協力だけでなく、開発の協力もいただいております。

データベースを簡単に共有することができるため、エクセルに情報を入力できる方なら誰でも使えて、開発会議に加わることができます。

ぜひ参加いただける方、もしくは、今後こういった緊急時の情報発信やアプリ制作に力をかしていただける方は下記より、連絡しやすいもので連絡をください。スクーミーに招待させていただきます。

参加したい場合はこちらから問い合わせください

もしくは、下記メールアドレスからお願いします。
contact@schoomy.com

現在も、東海エリアにおける大雨や、早朝にあった地震、まだまだ続くコロナウイルスなど、こういった災害に対して、どんな問題を解決するか、そして、解決するのにITは有効なのか?ということを全人類が自ら考え、自分にできる行動に出ることが突破するカギだと思います。

まだまだアップデートは続きます。ぜひ情報の発信のご協力と、開発への参加(情報をエクセルで整理する作業)、こんなアプリケーションが必要というアイデアを是非ともよろしくお願いします。

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こちらが、現在公開している情報です。各種ページに移動するのでGoogleなどで検索するより早いです。

上記以外にこんな情報があったらいいのではないかという、意見ぜひお願い致します。

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