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ネット社会に潜む危険性(ゲームアカウントの売買)

8月号では「ネットショッピング等のSNS取引」について投稿いたしましたが、9月では少し題材を絞り「ゲームアカウントの売買」について紹介します。

「ゲームアカウントの売買」は、各ゲームアプリのルールとしては禁止されているケースが多いようですが、世界的に大きな市場となっています。お小遣い稼ぎの一環で利用しているケースも多々あるようですので、トラブルに巻き込まれない為にも、危険性は理解しておく必要があります。


ゲームアカウント売買の状況

こちらに記載されているように、RMT(リアルマネートレード)市場は2600億円規模と非常に大きく、一ヶ月あたりの出品数も2019年の5月~7月は毎月17万から18万くらいと、多くのゲームアカウントが売り出されています。

この数字は「大手非公式RMTサイトでのゲームアカウント取引額の集計データ」となっていますので、SNSを利用した個人間の売買も加味すると更に大きな市場となっています。

また、この中に記載されている「パブリッシャー」とは、ゲームの企画・宣伝・販売・流通を行う企業を指し、多くのゲームではゲームアカウントの売買は禁止されているため、
ゲームを提供している企業にとっては非公式での取引が行われている状況となっています。

こちらには、中高生のお小遣い稼ぎ事情ということで、ゲームアカウント売買やレベル上げ代行を行っている状況が記載されています。

RMT自体は、日本の法律では取り締まりの対象ではないため、現時点では違法にはなりませんが、「米国や韓国などRMT行為を禁止する法律がある国も多くある」とのことですので、日本でも法律で取り締る動きも出てくるかもしれません。

ゲームアカウント売買の危険性

ゲームアカウントの売買で起こり得る危険性とはどの様なものがあるか、記載されているサイトを紹介致します。

※こちらの4つ目の項目「オンラインゲームのアカウントを販売したら……?」に記載されています。

以上のサイトから、次のような危険性があることがわかります。

・アカウント停止
多くのゲームではゲームアカウントの売買は禁止されていますので、ゲームの利用規則違反になり、アカウント利用の停止。

詐欺被害
同じアカウントが複数の方に販売されているケースがあり、購入しても利用できない。
支払いはしたが、アカウントが手に入らない。または、レベル上げ等のケースではアカウントが返ってこない(パスワードが変えられてログインできない)。

個人情報の流出
アカウントを作成する際にメールアドレスなど個人情報を入力しますが、アカウントを売買した際に個人情報が流出する危険性がある。


他にも「RMTを仲介する事業者も、利用規約でRMTが禁止されていることを知りつつ、それをあっせん、推奨したということで、ゲーム会社に対する不法行為責任を問われる可能性もある」との記載もあります。

ゲームアカウントの販売には、上記のような危険性がありますので、生徒や保護者の皆様には注意喚起の必要があります。

まとめ

ゲームアカウントの売買だけではなく、インターネット上のトラブルで危険なのは、現実の世界に影響が出てくることです。

最悪なケースとして、インターネット上のトラブルが原因で脅されたり、人間関係が悪化することが出てきます。また、インターネット上にはその記録が残ります。

インターネット上の特徴を理解し、危険に遭わない利用をする必要があります。


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