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子ども達の努力を成果につなげる勉強法

「子ども達に勉強の楽しさを知ってほしい!!」
「効果的な勉強法を子ども達に紹介したい!!」
という風に、熱い情熱を持った先生がこの記事を見てくれていると思います!(^^)
この記事では、今日からすぐに実践できる脳科学や心理学に基づいた効率のよい勉強法を紹介していくので、生徒に紹介するだけでなく、自身の勉強にも役立ててみてください!!
子どもたちの努力・みなさんの努力が、最大の成果に繋がれば嬉しいです!(^^)
(直感に反している方法もあるかもしれませんが、試す価値は十分あると思います!)

目次
【1】セルフクイズ法
【2】セルフクイズ法 × ノート
【3】人に教える(つもりでもいい)
【4】テスト効果
【5】ランダムテスト法
【6】3ジャンル勉強法
【7】分散学習
【8】勉強する環境づくり

【1】セルフクイズ法
心理学や脳科学では、テストのように覚えた内容を思い出すことを「検索練習」といいます。学んだことを見返すだけの復習をするよりも、思い出しながら復習する方が50%以上も記憶に定着するという実験結果も存在します。思い出す回数を増やすことが記憶の定着に繋がるので、学習した内容を自分で覚えているかクイズするといいでしょう(^^)
教科書やノートなどの復習では、区切りのいいところで止めて、どのような内容だったか思い出すことを常に意識するといいでしょう。(慣れていないうちは1問毎や1ページ毎でもいいですが、徐々にその区切りを大きくすると効率的になります!)

【2】セルフクイズ法 × ノート
学習する際にノートをとることで学習効率が上がることは有名ですが、その際にも思い出しながらノートをとると記憶の定着に繋がります。自分の言葉に置き換えてノートをとると、より効果的です。(将来アウトプットする際にも役立ちます^^)

【3】人に教える(つもりでもいい)
教えるつもりで学習する人は、そうでない人に比べて習った内容を思い出す確率は30%近くも高いという実験があります。セルフクイズ法の時に人に教えるように解答することで相乗効果が発揮されるでしょう。
お家で学習するときは、思い切ってYoutuberになった気持ちで一人解説をしてみるのもありだと思います!(^^)
説明できるかどうかで自分の理解度を測れるといったメリットもあります。

【4】テスト効果
テストを多く実施する勉強法は、思い出す回数が増えるので非常に効果的な勉強方法です。テストを受けるだけで学力が上がることが実験でわかっているため脳科学・心理学の世界では「テスト効果」と呼ばれているほどです。定期テストや単元テストの他に、教科書やノートにある問題をテスト化して家庭学習で何回もテストを行うと効果的です。一般書においても呼んだ本の目次から何が書かれていたかを思い出すなど自分なりにテスト化するといいでしょう(^^)
葛原祥太先生の著書 「けテぶれ」宿題革命! にヒントが隠されているかもしれません。

【5】ランダムテスト法
問題を解く際にこのように考えたことはないでしょうか?「どうせ、方程式の問題だからこんな風に解けばいいんだろ!」と...。
このような時は脳が活性化していない証拠です。どのような問題がくるかわからない状況で、どの知識が活用できるか思考することが記憶の定着と深い理解に繋がります。模試を受けたり複数の単元が載っているページをの問題を解いたり、ランダムでノートを開き復習する方法があります。社会人でもマーケティングやプログラミングのシステムを構築する際に、どの知識を活用できるか考える機会を多く設けることでランダムテスト法の効果を発揮できると言えます(^^)

【6】3ジャンル勉強法
スポーツ界においても効果的な成果がでている勉強法が3ジャンル勉強法です。学習する際に3つのジャンルを均等な時間に分ける学習法です。例えば、違う教科を3つ学習したり、同一教科でも違う単元を3つ学習したり、スポーツでは違う技術を3つ練習するとより高い効果がでることがわかっています。顧問の先生は部活でも実践してみると効果を実感できると思います!

【7】分散学習
1つジャンル(同じ教科や同じ単元など)をひたすら学習することを集中学習といい、1つのジャンルを間隔を空けながら学習することを分散学習といいます。復習の仕方は、忘れかけている時に思い出すことが効果的だとわかっているので、脳の性質上、基本的には分散学習がよいとされています。記憶した情報の90%を忘れるタイミングで復習する「ウォズニアック式分散学習法」が一番精度が高いと言われているので下にご紹介します。

・1回目の復習は2日後
・2回目の復習は7日後
・3回目の復習は16日後
・4回目の復習は35日後
・5回目の復習は62日後

「ウォズニアック式分散学習法」は実施が難しいので、簡単に分散学習を取り入れたい場合は、忘れていそうなタイミングで復習するか、ランダムテスト法の実施など気軽に行えば十分だと思います。(^^)
あと、集中学習が必要な場合もあるので解説しておきます。集中学習が必要な場合というのは、理解度が低いときです。例として数学において解法や考え方が理解していない場合は、理解するまで学習を続けた方がよいということなので、理解度に応じて学習方法を変えるのがポイントです!(^^)

【8】勉強する環境づくり
勉強法と同じくらい重要なのが環境作りです。人は、友人や家族が太るとその本人も太る確率が大きく上昇するほど周りに影響されます。下に紹介する環境づくりを子ども達に紹介すると、自分で学ぶ力の育成にも繋がるでしょう。

・学習する際は、スマホやテレビなどの誘惑となるものを視界にいれない
・怠け癖がある場合は、人に見られている所で学習する(リビングやお店など)
・集中して勉強を続けることができる友達と勉強する

以上が8つの効果的な勉強法でした。

リンカーンの逸話に「もし8時間、木を切る時間が与えられたとしたら、そのうち6時間を私は斧を研ぐのに使うだろう」という名言があります。学び方を学ぶことはまさに斧を研ぐ作業だと言えます。しかも、勉強法は6時間もかけずにすぐ実践可能なので、子供たちにも学び方を紹介してみてはいかがでしょうか?
「学ぶ力」は学生の間だけでなく、社会に出たときの学ぶ際にも非常に大きな武器となります。上で紹介した勉強法は全て自ら学びに向かう「アクティブラーニング」の姿勢を大切した方法だと言えます。上の勉強法を行うことで、子ども達の頑張りが成長に繋がることを期待しています!(^^)

上で載せた8つの勉強方法について1個ずつ詳しい解説や実践方法を近々アップするので、是非ご覧ください!(^^)