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「プロから実践ノウハウを学ぶ、オンライン研修・ワークショップ体験会 」 人事学びゼミレポート vol.4

こんにちは!人事学びゼミ新米ゼミ長の百瀬です。

2月2日(火)に、PLAYWORKS 代表のタキザワケイタさんをゲストに迎え、人事学びゼミにてワークショップをしていただきました!👏

人材育成に携わる方総勢20名が、「オンライン研修力の向上」を目指し、実際にワークを体感しながら実践的なノウハウをたっぷり学びました。また、当日は3名のグラフィッカー、山口さん(富山/模造紙)、あかねさん(北海道 / タブレット)、渡邊さん(埼玉/タブレット)にも参加していただき、リアルタイムでグラレコしていただいたので、その模様もお届けします!

↑当日のイベント内容の様子(タキザワさんのTwitterより)

人事学びゼミとは?
Schoo発の人事・育成担当者向け参加型コミュニティです。毎月少人数制の人事戦略ワークショップやゼミ生限定生放送を実施しています。
クローズドな会で、人事が抱える具体的な悩みを安心して共有し合い、自社で実際に展開できるような具体策までプランニングしています
PLAYWORKSとは?
インクルーシブデザインやサービスデザインを通し、新規事業・組織開発・人材育成など企業が抱える課題や、社会課題のコンサルティングやサービス提供を実施しています。

「事例共有・実践体験からオンライン研修・ワークショップ成功のヒントを持ち帰る」ことを目的にプログラムを進行していきました!

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課題が沢山!参加企業のオンライン研修の実態とは?

コロナの影響により、多くの研修が対面(集合型)からオンライン研修にシフト。集合研修特有の”五感で感じる熱量”は、どうしてもオンライン上だと感じにくいという課題感がありますよね。

本イベントの中でもオンライン研修の課題として、
・参加者の表情や反応がわかりにくい
・オンライン上のファシリテーションが難しい
など、「相互コミュニケーションのしづらさ」が挙がっていました。

そこで今回はタキザワさんに
✔ リアルと変わらない、オンラインワーク・学び場の熱量を高めるアイデア
✔ オンラインでも相互理解を深めるTips
✔ 企業研修の悩み相談会
を実施していただきました👏

ポイントは「動くと短く!」ブレイクアウトルームを利用した斬新な自己紹介!

イベントの冒頭、アイスブレイクとして自己紹介が始まりました。
お題は、家の中にあるオススメしたいモノ、または最高にくだらないモノを紹介する」です。ブレイクアウトルーム1つに2名がブレイクアウトルームにランダムで振り分けられ、2分間でお互いの自己紹介を実施しました。

紹介されていたモノの一例
300gまで測れる計量器 / 観葉植物 / 足用の毛布 / 枕の高さ調整 / ギャグ漫画

メリット
席から離れるという動作を挟むので、参加者がリフレッシュされる
②1人1分トークであっという間に時間が経つため会話にも困らずに済む
③「実は苦手‥」な人同士でもこのテーマだと「また話しましょう〜!」と流せて気まずくない。
④もっと話したいと思う人なら次のきっかけ作りにもなる。
この短いサイクを繰り返してたった10分で5人と会話できるので、熱量を高めるのに最適です。ちょっとした席から離れる動きを取り入れることで体も心もあたたまり、初対面でもとても盛り上がり本題に入ることができました!これは研修を始める前にとても良いアイスブレイクになりますね。。!

参加者の傾聴力、一体感を高めるワーク

「伝わる・理解する難しさ」を体感するための2種類のワークショップ(①MUTE WORK ②DIALOGUE)を実施しました!

 ✔️ MUTE WORK  🔕

全員がミュートにして「ジェスチャーしりとり」に挑戦、10分間途中で声で確認することもNGで、勘違いは直せないままジェスチャーしりとりは敢行。音がないだけでこんなにも相互理解が難しいこと、誤解が起きやすい事を痛感しました。

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※りんご→ごりら→「ラッパ」のジェスチャー

✔️ DIALOGUE 📌
「オンライン化の課題は?課題を解決するには?」というテーマに対して、一人で考える時間とみんなで共有する時間の2つに分けてワークを実施しました。

1. 一人ブレイクアウトルームで精神と時の部屋へ
普通は全員が画面OFF&ミュートにして、内省する時間を設けがちですが、全員を1人ずつブレイクアウトルームに飛ばし、画面オフにして一人でテーマについて3分間考えます。そうすることで、他参加者の顔も見えず集中して内省することができるのです。実際にやってみると落ち着いて考える事ができました🧘 。

2. みんなで共有しディスカッション
個人セッション終了後は通常通り、複数名のブレークアウトルームに移動し、個人セッションで考えたオンライン研修の悩み・解決策を共有。

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また各ブレイクアウトルームに入ったグラフィッカーさんがリアルタイムでグラレコしてくださることで議論が可視化され話し合いも深まります。

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🤦‍♀️「うちの会社では50名以上のオンライン研修だと反応が見えずフォローしづらいので20~30名に分けて同じ研修を実施しています。会場設備の工数は減ったとはいえ、リアルの時よりも研修回数が増えて、ネットワーク回線の不調にもヒヤヒヤしているので、運用の大変さは変わらないです。」

🤷‍♂️「うちはIT企業なのもあり、社員はチャットコミュニケーションには慣れていたので、リモートワークにシフトしてからの難しさは特にありませんでした。ただ、オンライン上だと、やはり一方的な感覚がより強くなり、人事として伝わっているのか不安な感覚はずっとあります。大きく反応することを強制するのも違和感がありますし、結局研修を行う私達の力量にかかっているんだとプレッシャーも大きいです(笑)」

💁 グラフィッカー「逆にチャットの方が熱量出せる人もいるんですか?」

🙆 「コミュニケーションに自信がない方...特にエンジニアの方はチャットの方が反応が良かったりしますね。普段話さない方もチャットだとよく話していただいたり、冗談も言ってくれる傾向があると思います。」

どのグループでも、リモート禍の研修、育成施策の悩みはどこの企業も共通していました。その上で各社の工夫ポイントには特徴がありすぐにマネ出来るTipsをシェアすることができました。

質疑応答Time

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🗣 大人数のワークショップのコツは?」
1. ファシリテーターをアサインすること
「各グループにファシリテーターを参加させることで大事です。理想は、1グループに1〜2人のファシリテーターを配置することですね。」
2. 対象者を限定し、配信型にすること
「対象者が大人数の場合、全体のファシリテーションやワークショップの質を担保することはやはり難しいです。なので、参加者を選抜メンバーのみにして、YouTube配信することで、参加者全員が視聴または参加できる環境にすることができます。その際、一方的な配信だけでなく、Youtube上のコメントを拾うなど工夫すると良いですね。」

②「🗣 オンライントレーナーの育成をどうする?」
「リアル(オフライン)でのイベントや研修経験がある人ほど、オンラインでの実施が怖いと思っているのではないでしょうか。
というのも、オンラインではリアルで感じる視覚情報や雰囲気がわかりにくいからだと思います。私の場合、オンラインイベントを実施するにあたり、話すトレーニングが必要と思い、ラジオ(standfm.)を始めました!
まずは、オンラインで話すことに慣れることや場数を踏むが大事ではないでしょうか。」

③ 「🗣 消極的な人をワークショップに気持ちを向かせる方法は?」
「事前に、どれだけ参加者のモチベーションを上げられるか、興味を引きつけられるかが方法を考えることが大事です。
例えば、魅力的な告知方法を工夫したり、イベントの目的や趣旨を明確に伝えることが挙げられます。
また、Zoomだとレコーディング機能があるので、内容を記録・編集できますし、コストを抑えてイベント内容をすぐに映像化できますよね。
事前告知として「こういう内容を今回実施します」と伝えることで参加者がイメージを持ちやすいですし 、興味を引くこともできます。
あとは、何より簡単に伝えられるところもポイントですね。」


最近は、なかなか他社の人事と交流する機会も少なくなっているかと思いますが、他社からの学びを持ち帰り、自社の研修に活かしていきたいですね!

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ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
次回のイベントもお楽しみに🙌


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これまでSchoo人事学びゼミへの参加は、期間限定で募集をしておりましたが、2021年2月10日のWebサイト開設に伴い常時募集となりました!

オンラインイベントやワークショップを定期開催しておりますので、興味がある方は下記URLよりお申し込みください。

https://schoo-jinji-manabi.studio.site


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