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【読書感想文】スマ・スマリからの手紙/金星図書館の思い出

'23.8.10読了
著者:送水こうた

文学フリマに友達が連れて行ってくれました。そこで購入した本です。

『スマ・スマリからの手紙』
こちらの本を読み、養狐場というものの存在を初めて知りました。
札幌市にある手稲区という地域がまだ、手稲村だった頃。
手稲駅が軽川駅という名前だった頃のお話でした。
時代背景などしっかりお調べになった上で執筆されたのだろうと分かる文章で、時代考証だけでも大変なのに、その上でとても面白い作品です。
狐が主人公で、とある場所に向けて手紙を書く、その手紙を通して狐の事を知る構成でした。
最後まで読み抜けました。

『金星図書館の思い出』は配布で頂きました。
手稲区金山にあった廃バスを利用した図書館に関する思い出でした。
頻繁に足を運んだわけではないけれど、どこか覚えている場所があることはとても素敵なことだと思います。
忘れられたくないことを誰かに知ってもらう、そんな優しいお話でした。

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