佐藤雪恵

北星心コミ18卒

佐藤雪恵

北星心コミ18卒

最近の記事

【読書感想文】捜し物屋まやま3

'23.12.17読了 著者:木原音瀬 出版:集英社 紹介ページ(集英社): あらすじ 捜し物屋を営む不思議な兄弟、和樹と白雄のもとに居候する芽衣子。マッサージ店でのバイト中、お客さんの由香から、大切な自転車を盗まれたと相談を受ける。芽衣子達は捜し物屋に自転車捜しを依頼するが、和樹が犯人の恨みを買ってしまい.......。一方で和樹は、血の繋がらない義弟・白雄の実父らしき存在にも悩んでいて――。白雄の出生の秘密が明かされる、ドタバタ事件簿第三弾。シリーズ堂々完結! 2巻

    • 【読書感想文】捜し物屋まやま2

      '23.12.17読了 著者:木原音瀬 出版:集英社 紹介ページ(集英社): あらすじ 編集者の松崎は最近、自宅の心霊現象に悩んでいた。"霊感"を使って捜し物屋を営む担当作家の間山和樹とその弟・白雄に相談して無事引っ越すも、再び怪異が。和樹曰く、外国人女性の幽霊が部屋にいるらしい。成仏させようと奔走する松崎たちが辿り着いたのは、その霊の子どもと思しき小学生・光だった。光は母が生きていると信じていて......。母捜しがもたらす予想外の結末とは。ドタバタ事件簿第二弾! 1

      • 【読書感想文】捜し物屋まやま

        '23.12.16読了 著者:木原音瀬 出版:集英社 紹介ページ(集英社): あらすじ 天涯孤独で無職の三井は、放火に遭い家が全焼。途方に暮れていたところ、"捜し物屋"を営む間山和樹に助けられる。和樹は喋れないイケメンの弟・白雄と一緒に、客の失くし物を「占い」で捜す仕事をしているらしい。彼らの知り合いの弁護士・徳広の力を借りて生活を立て直す三井だったが、偶然、放火犯らしき男をみかけ......。ちょっと不思議で怖くて愉快。四人(と一匹)のドタバタ事件簿! 表紙と帯でつい

        • 喫した湯気のぼんやりの先の

          この記事はみんなの北星アドベントカレンダー2023の17日目の記事です。 紅茶が好きです。 甘いのも、苦いのも、ミルクが入るともっと好きです。 小さい頃に好きな絵本がありました。 ラクダに乗った人が砂漠を渡って紅茶を運ぶお話だったと思います。 ルピシアでクリスマス時期に売っていた、絵本とティーパックがセットになったものだった記憶があります。 ページをめくると1つティーパックが付いているのです。もちろん個包装ですよ。 とても好きだったのですが、古くなって捨ててしまって、調べて

        【読書感想文】捜し物屋まやま3

          【映画感想文】鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

          '23.11.25&'23.12.1 『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』、通称ゲ謎2回見ました。 楽しかった。 X(旧Twitter)で話題になっており、気になるなぁと呟いたら友人と一緒に行けることになりました。 友人2人ありがとう! 大きいスクリーンで見れて良かったと思います。 まず、作画がすごい。冒頭の煙草でけぶった職場や車内の描写もそうですが、今回の映画の舞台となる村まで移動シーンが美しいです。 海や川と言った水の描写がとても好きです。 また、主人公が徒歩で移動しているシ

          【映画感想文】鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

          【映画感想文】映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ

          '23.11.9視聴 すみっコぐらし映画第3弾見てました。今回も可愛くて、少し切ないお話でした。 第1弾の映画を見てハマってしまったすみっコぐらし。第2弾が発表される前にはとかげさんのぬいぐるみは家に居りました。 つい、買っちゃったんです…… 第3弾は不思議なおもちゃ工場で働く物語でした。制服が支給されたり、朝のラジオ体操があったり、その世界観にもしっかり労働というものがあるのだなと感じました。 それぞれの特技を生かした作業は分担作業の良い面ですね。 住み込みの工場勤

          【映画感想文】映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ

          【読書感想文】きらりきらり2023

          '23.11.12読了 著 者:創作研究会 母校の大学祭に行った際に購入いたものです。 創作研究会は私も在学中に所属していた、オリジナル創作を行うサークルです。 小説やイラスト、漫画を主として活動しています。コロナ禍があり、どうなるだろうかと少し心配していたのですが、今の元気に活動しているようです。 X(旧Twitter)を見つけました。 https://twitter.com/SousakuHokusei?s=20 小説とイラストをまとめる形の同人誌なのですが作品量も

          【読書感想文】きらりきらり2023

          【読書感想文】先生、どうか皆の前でほめないで下さい――いい子症候群の若者たち――

          '23.11.5読了 著者:金間大介 出版:東洋経済新報社 紹介ページ(Amazon) 先生、どうか皆の前でほめないで下さい: いい子症候群の若者たち | 金間 大介 |本 | 通販 | Amazon 紹介文(Amazonより) ほめられたくない、目立ちたくない、埋もれていたい……。今、こんな若者が激増している。 ・「成功した人もしない人も平等にしてください」 ・選択の決め手はインフルエンサー ・「浮いたらどうしようといつも考えてます」 ・LINEグループで育まれた世界観

          【読書感想文】先生、どうか皆の前でほめないで下さい――いい子症候群の若者たち――

          【読書感想文】ほんのむし2023年

          '23.11.2読了 編 者:北星学園大学図書館ボランティアHONTAN 発行者:北星学園大学図書館ボランティアHONTAN 今回は少し普段とは違う本を紹介します。 私の出身大学は札幌市にある北星学園大学なのですが、そこの大学祭――星学祭といいます――に行ってきました。 図書館の本の紹介などを行っているボランティア団体、HONTANという学生団体があります。 そこのブースで売られていた同人誌を紹介します。 HONTAN紹介ページ 内容はHONTANメンバーのオススメの本

          【読書感想文】ほんのむし2023年

          【読書感想文】宝石商リチャード氏の謎鑑定 ガラスの仮面舞踏会

          '23.10.25読了 著 者:辻村七子 出 版:集英社 紹介ページ(集英社オレンジ文庫): このシリーズも13巻+ファンブックになりました。全部あります。 昨日届き、今日読み切りました。今日お休みで良かった。 今回は、色んな人がちらほら出てきて嬉しくなってしまいます。 谷本さん、ヴィンスさん、オクタヴィア嬢、シャウルさん、ヨアキムさん、出てきてない人の方が少ないですね。 気分は「お久しぶりです。ご健勝でなによりです。」といった所。 ヴィンスさんについては、何してんの?と

          【読書感想文】宝石商リチャード氏の謎鑑定 ガラスの仮面舞踏会

          【読書感想文】猫を処方いたします。

          '23.10.8読了 著 者:石田祥 出 版:PHP研究所 紹介ページ(PHP研究所): あらすじ 京都市中京区の薄暗い路地にある「中京こころのびょういん」。心の不調を抱えて病院を訪れた患者に、妙にノリの軽い医師が処方するのは、薬ではなく、本物の猫!? 戸惑いながらも、猫を「服薬」する患者たち。気紛れで繊細、手がかかるけど愛くるしい猫と暮らすことで、彼らの心も変化していく。そして医師が猫を処方するのには、ある理由があって――。猫と人が紡ぐ、ハートフルストーリー! 本屋さん

          【読書感想文】猫を処方いたします。

          【映画感想文】ジョン・ウィック:コンセクエンス

          '23.9.23.視聴 友人にともに行ってきました。 ジョン・ウィックシリーズを今まで見たことがなく、友人の簡単なあらすじ説明のみで乗り込んでいきました。 武闘派アクションがそもそも大好きなので、とても楽しめました。 冒頭に大阪のシーンがあるのですが、ネオンサインが色鮮やかで新鮮でした。 欧米の方々は日本人よりも明るさの感受性が高く、日本のネオンサインは明るすぎるという話を以前聞いたことがあったのですが、その関係なのかもしれないなと思いました。 多分、日本人にはあそこまで鮮

          【映画感想文】ジョン・ウィック:コンセクエンス

          【読書感想文】あいのかたち マグナ・キヴィタス

          '23.09.23読了 著 者:辻村七子 出 版:集英社 紹介ページ(集英社オレンジ文庫):https://orangebunko.shueisha.co.jp/book/408680381x あらすじ 大崩壊により北半球がほぼ全滅し、海洋の3割は毒と化した。外界から切り離された巨大建造物”マグナ・キヴィタス”では2億近い人類と、その隣人として造られたアンドロイドが暮らしていた。老境にさしかかり人生に倦んだオレンサル氏が孫から預かったのは、保証期間もきれた調子外れの中古アン

          【読書感想文】あいのかたち マグナ・キヴィタス

          【読書感想文】イーハトーヴの夢列車

          '23.9.14読了 発行:文学フリマ岩手事務局 文学フリマで購入した3冊目の本です。読むのが遅く、購入してから時間がたってしまいました。 アンソロジー形式で、「岩手」をテーマとした作品が15編収録されています。 河童の話やわんこそばの話、岩手の街を中心にした話などなど、岩手に行ってみたくなる作品達でした。 文学フリマに参加された方々が執筆されているので、ご自身の新刊を用意しながらアンソロジー用の作品も書き、と非常にお忙しかったのだろうなぁと思い、そんな大変なことをされて

          【読書感想文】イーハトーヴの夢列車

          【読書感想文】掌に言ノ葉を~ゐするぎゆう短編集~

          '23.8.11読了 著者:ゐするぎ ゆう 文学フリマで購入した本になります。 18編の短篇が収録されております。青春のお話から、少し不思議な、ちょっと怖いくらいの話まで幅広くありました。 童話も収録されているのですが、絵本で見たいなぁと思ってしまいました。 童話のイメージが絵本によっているせいなのですが、文章で既に素敵なので、これに絵が付いたらと思ってしまいます。 (個人的に絵本が好きなので) 妖怪をモチーフにした作品がいくつかありました。 妖怪が結構好きなので、読ん

          【読書感想文】掌に言ノ葉を~ゐするぎゆう短編集~

          【読書感想文】スマ・スマリからの手紙/金星図書館の思い出

          '23.8.10読了 著者:送水こうた 文学フリマに友達が連れて行ってくれました。そこで購入した本です。 『スマ・スマリからの手紙』 こちらの本を読み、養狐場というものの存在を初めて知りました。 札幌市にある手稲区という地域がまだ、手稲村だった頃。 手稲駅が軽川駅という名前だった頃のお話でした。 時代背景などしっかりお調べになった上で執筆されたのだろうと分かる文章で、時代考証だけでも大変なのに、その上でとても面白い作品です。 狐が主人公で、とある場所に向けて手紙を書く、そ

          【読書感想文】スマ・スマリからの手紙/金星図書館の思い出