風呂敷が好き
この記事はアドベントカレンダー「みんなの北星」17日目へ寄せたものです。
実は3年連続17日を担当しています。
始めに
皆さんは和物は好きですか? 着物や和小物、扇子や筆など色々あると思います。
私は基本的に和物が好きです。小さい頃は一時期着物を着ていましたし(着付けが出来るわけではない、若干着せられていた感は否めない)、スマホカバーは和柄を選ぶことが多いです。扇子はあまり使っていないものも含めて三本あります。
日常に好きを忍ばせていますが、ここ五年程で一番使っているのは風呂敷です。
「風呂敷はものを包んで持ち運んだり、保管をするために日本では古くから使われてきました。」(永楽屋HP)
母方のお墓の管理のため京都に行くのですが、その度に買ってしまう風呂敷の「好き」や使い方をお話できればとキーボードをポチポチしています。
最初の一枚
最初の一枚を買ったのは京都ではなく東京浅草寺でした。1年で辞めた前職の研修で東京で過ごしていた時に買いました。
燕子花(かきつばた)柄の一辺50cm位のものは絵柄を見て楽しんだり、バックにしたりして使いました。今では、サイズが丁度いいのでお買い物袋として使っています。
大風呂敷たち
最初の一枚以降、風呂敷を使うのが楽しくなってしまいつい買ってしまうようになりました。
肩掛けのバックに仕立てるには燕子花では小さいので一辺100cm程の大風呂敷を買っています。
藤鏡、月花図、ももんが並び、橘、紅葉、紅白梅、計6枚ありますね。
最初の一枚以外は京都にある永楽屋さんという手ぬぐいや風呂敷を中心に商っているお店で買っています。
6枚は流石に多いのでは? と思う時もありますが、少しずつ使う季節が違うので良いということにしています。
図柄が気になる方は文末にお店のURLを載せていますので、そちらからご確認ください。
それと親経由でどなたかから貰った一辺50cm位の風呂敷(こちらは化繊)があります。
合計8枚の風呂敷たちです。
風呂敷のお薦め
風呂敷に関してお薦めしたい点がありますので紹介します。
1. 丸洗い出来る
一番のメリットです。リュックサックにしても、トートバックなどにしても洗ったあと乾き切るのに2日かかったりしませんか?
面倒に感じますし、ちょっと他の洗濯物のことを考えると洗うのを後回しにしがちです。
それに対し、風呂敷は大き目であっても一枚布なので、バックやリュックサックに比べて乾きやすいです。1日あれば乾きます。
最初の1、2回は単独洗いした方が色移りの心配がないのですが、3回目以降は他の洗濯物に混ぜて洗うことが出来ます(※私の場合です)。
遊びに行った先で地面に置いてしまった、焼き肉・お好み焼きのお店に行ったなどなどあっても洗えばOKと思えばとても使いやすいです。
シーシャ(水煙草)のお店に行くときも後々匂いが気になったりするので風呂敷バックで行くことが多いです。
2. サイズ調整が可能
一枚布をバックにするためには4つの頂点を結んで形を作ります。HPやお店によって名称が変わりますが大体7種類のバックの作り方があります。
4つの頂点の結び方によってサイズ調整が可能です。
買い物に行くときに風呂敷を重宝する点でもあります。必要に応じてサイズを変えられるって普通のバックではあまりないと思います。
仕事帰りにドラックストアで買い物をするときなど思ったよりかさばってしまう時があります。店員さんに袋の有無を尋ねられますが、要らないと言うと怪訝そうな顔をされます。
パッと見、あまり物が入らないのですが、風呂敷の結び目を緩めると結構物が入るようになります。
パイプユニッシュ、風邪薬(瓶)、入浴剤(箱)、バランス栄養食(箱)8つと仕事に持っていくポーチ類まとめて入ります。
重いですが、バックに入るので持って帰れるんですね。
基本は肩掛けバックにしていますが、その日の気分により手持ちバックにもできます。ボディバックは風呂敷単体では難しいですが、手ぬぐいなどがあれば再現できます。
3. 季節感を取り入れられる
草花を主とした図柄が多いので季節感を意識できます。
例えば、紅葉の図柄であれば春や夏ではなく秋に使いたくなりますし、橘の季語は初冬なので紅葉を使った後、本格的に雪が降り始めるまで使えます。
紅白梅はお目出度い柄なのでお正月ですし、月花図は桜なので3、4、5月に使いたくなります。
余談ですが、北海道は3月に桜は咲きません。早くて4月、遅いとゴールデンウイークに咲きます。
藤の季語は春ですが、桜が咲くのが遅いので6月辺りで使うことが多いです。
こんな具合に季節感を生活に取り込めます。私が元々季語やらが好きなので、楽しんでいる所がありますが、バレンタイン、ハロウィン、クリスマスを楽しむなら同程度と言わずとも四季の折々も楽しみたいです。
風呂敷の楽しい所を語った所で、難しい所も出します。
風呂敷の難しいところ
1. 荷物が中で崩れやすい
リュックサックなどと違いポケットはありませんし、重いものは下へ、軽いものは上にと荷物が中で崩れてしまうことがあります。
慣れてくると、バックを持ち上げた時の荷物の崩れを見越して入れることが出来ますがなれるまで苦心するかと思います。
また、水筒など液漏れするようなものを運ぶときは流石に気を使います。荷物の崩れ方によっては横倒しになってしまうので、横倒しにならないように荷物を組むか、諦めるかです。
最適解が見つかるように色々試している最中です。
2. 雨・雪に耐えられない
防水ではないのと、荷物の出し入れを考えるとバックの口をぎっちりと閉ざすわけにもいかないので雪が入ってしまいます。
ノートや電子機器が逝ってしまうので、冬場は風呂敷に直接入れるのは難しいです。
目的地に着くまで出し入れしないものは文箱などに入れてしまえば良いのかもしれませんが、やったことがないので何とも言いにくいですね。
こちらも色々試してみます。
永楽屋 https://www.eirakuya.jp/
風呂敷専門店 むす美 「風呂敷の包み方」https://www.kyoto-musubi.com/wrap/wrap-howto.html