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”確実に安全な場所の提供”は、コーチとしての私のプライドである。

もともと私の中にある、コーチングに対する絶対的信頼感。

それは、”コーチングを学んでいる人間は安全である”、という考えに基づくものかもしれないな…という気づきについて、今日はお話します。



まず、私は基本的に世界が怖い。

不安になるし、

寂しいし、

孤独だし、

自分はなんのために生きているのか、という本質的な問いにぶつかっては、答えが出ずに途方に暮れて布団に潜り込む日なんてしょっちゅうある。


こんな気持ちになる原因はわかっている。

”他人と接触する機会の少なさ”だ。


個人事業主として働き始めてからもそうだが、

その前から、私の人生は基本的にずっと友人が少なかった。

すると、どうなるか。

何をするにも、気軽に話ができる存在がいない。

何かを言いたい、伝えたい、知って欲しいと思うたびに、それができる場所を探してオンライン・オフライン問わず彷徨うことになる。


これは相当なストレスだ。

学生時代の私に言いたい。

「一人で生きていくのが楽」なんていうのは思い違いだ。

それは、周りに”話しかけてもいい人間”がたくさんいる時だからこそ言える贅沢なのだ。

社会に出てみれば、電車で隣に座った人、雨宿りしている駅で隣に立って空を見つめている人、同じ本屋で本を探して何度もすれ違う人、

その誰にも、いきなり話しかけることなんてできない。


とにかく、大人になってから”友達”という存在を作ることはとても難しいのだ。


そんなこんなで、私は”安全に話ができる場所”をずっと求めていた。

安全、というのは

・話を聞いてもらえる

・理解してもらえる

・受け止めてもらえる

・話したことが不用意に外部に漏れることがない

このような条件を満たしている、という意味である。


ただ、まずそもそも世の中には『話を聞く』ということに特化したサービスが少ない。

それに加えて”相手がきちんとこちらの話を聞いて、受け入れてくれる”というサービスはほぼない。


つまり、現代社会にはほとんど”安心安全に話せる場所”が存在しないのだ。


ただ、この話をTwitterでしたとき、思ったよりも反応があった。

・どうやって友達を作ったらいいかわからない

・世界から離れているような気がする

・一人で考える時間が長い

・どうしようもなく不安になることがよくある

これらの声は、きっと私に似た立ち位置の人たちから発せられたものだと思う。


友達がいない、もしくは少ない

話したいタイミングで話せる人がいない

話をきちんと聞いてくれる人がいない

真正面から自分を見つめて受け止めてくれる人がいない


このような悩みを抱えている人は、決して少なくないと思う。


そこで私は、そんな孤独を抱えた悩める人々に”コーチ”を使ってもらいたいと思った。

コーチングの意味なんて知らなくてもいい。

目標達成なんて仰々しいことを考えなくてもいい。


ただ話を聞いてもらう

ただ自分の言葉を丁寧に見つめてもらう

ただ自分の思いをしっかり受け止めてもらう

その時間の、なんと安心することか。

その時間が、どれだけ私たちに生きる活力を与えてくれることか。

それを、不安になったときにはきちんと体験してほしいのだ。


寂しいとか

不安だとか

なぜ自分はここにいるのかとか

そういった問いは、一人で立ち向かうものではない。


そこにあなたが納得するような答えは多分ないし、あなたがそれを考えることで生まれる冷たいエネルギーを、あなたの気持ちは長く、重く、引きずる。


それよりも、一度私と話をしよう。

あたたかいコーヒーを飲みながら、のんびりとリラックスして

頑張っていたけど不安になっちゃった

頑張れなくて怖くなっちゃった

どうしたらいいかわからなくなっちゃった

そんな風に簡単に、私と話をしよう。


少しでも恐怖や不安の糸がほどければ、それにがんじがらめにされていたあなたの肩の力もふっと抜ける。

そうすると、視界が開けて世界が明るくなったような気がしてくる。

それでいいのだ。それだけで十分なのだ。


だから、話をしよう。

私は、コーチは、そのために日々、努力をしているのだから。

あなたの安全で安心な場所はここにある、ということを、寂しいあなたが少しでも早く知ってくれることを願っている。



”コーチング”と言ってしまうと、クライアントさんの目標達成をサポートする、というメイン部分にばかり目が行きがちですが、

私はコーチングのベースである”傾聴”や”承認”の姿勢に、絶対的な信頼感を持っています。


話を聴いてもらうこと、受け止めてもらこと、そう言った経験ができる場は、現代社会で本当に本当に少ないと感じます。

カウンセリングが一番それに近いサービスなのでは、と思いますが、カウンセリングを受けられる場がそもそもとても少ない。

そして予約でいっぱいであることが多い。


そうするともう、私たちは”話せる場”を失って、心が暗く沈んで行ってしまうのです。

そんなときに、コーチングのスキルを持っている人たちをぜひ話し相手の候補に入れて欲しい。

私はそう思うのです。


もしかしたら、これは私独自の考えなのかもしれません。

コーチの中には”目標達成”に命を懸けている方もいらっしゃるでしょう。

そんな方であれば、もしかしたら”特に目的のない他愛のない話”は意味がないと考えるかもしれません。


でも、私はその時間こそが大切だと思うのです。

何をするにも、それこそ目標達成するにも、一番基礎となる部分には”安心と安全”があるのではないかと思うのです。

そのために、心の平穏を取り戻す(あるいは維持する)おしゃべりを、しに来て欲しいのです。


もしもどうしようもなく怖くなった時は、あなたのための安全な場所がここにあることを、どうか思い出してくださいね。



いつも応援ありがとうございます。 あなたの毎日がよくなるように、少しでも力になれるよう これからも精いっぱいがんばります٩( 'ω' )و