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肉まん探究記 完 | 理想の肉まんレシピ

この探究記を書き始めたのは10月も初旬、ちょうどコンビニに肉まんが並びはじめた。

夜の散歩中、吸い寄せられるようにコンビニに入って、ほかほかの肉まんを手にする。冬の寒空の下ではふはふしながら食べるしあわせといったら…。

何度、隣を歩く人にこのしあわせをシェアしたいと思ったことか。あいにく旦那さんは、コンビニの肉まんが好きではない。非常に残念。

昔から肉まんが大好きだった。パンとはまた違った口溶けのよい生地に肉肉しい餡。蒸し立てを食べたいという衝動に駆られて、肉まんとわたしの冒険の幕が切って落とされた。

※全てイケダの主観による評価です。

探究の目的

理想の肉まんレシピをつくる。

探究の背景

年々値上がるコンビニ肉まんがかなしい。
パン作りを始めたので、肉まんも作れる気がする。

コンビニ肉まん

肉まんはあったかいうちにがポリシーなので、車内手割りで失礼する。(諸事情によりファミマは行ってません)

◯ローソン

【生地のふんわり感】⭐︎⭐︎・
【具】味濃いめ、肉感あまりなし、筍が入っているが全体的にボリュームはない

○セブンイレブン

【生地のふんわり感】⭐︎⭐︎⭐︎
【具】たけのこの存在感強め、味薄め、ちょっと生姜、肉感あり

追い求めるもの

  • 豚肉の食べごたえを感じつつ、豚肉臭くない

  • 皮は厚め、ふわふわ、ほんのり甘い

  • ちょっぴり野菜が入ってると嬉しい
    罪悪感がへる

  • あんはぎっしりたっぷり

  • 肉汁じょわ〜

  • 作りやすさ、材料、工程

それぞれの肉まんレシピつくレポ

理想の肉まんレシピ 決定版

肉まん4個分
【生地】
薄力粉…50g
強力粉…50g
インスタントドライイースト…小さじ1/2
砂糖…小さじ1と1/2
塩…ひとつまみ
ごま油…小さじ2
ぬるま湯…60ml

【具】
豚こま…100-120g
みじんぎり玉ねぎ…1/4
醤油、酒、オイスターソース…各小さじ1と1/2
生姜チューブ…1,2cm
ごま油…小さじ2

薄力粉50g、強力粉50g、インスタントドライイースト小さじ1/2、砂糖小さじ1と1/2、塩ひとつまみ、ごま油小さじ2、ぬるま湯60ml、生地の材料を全て入れてこねる。

薄力粉と強力粉の比率が1:1、これが一番好みのふかふか具合に仕上がった。薄力粉多めだと、軽めのふわふわよりに、強力粉多めだと、しっとりもちもちよりになる。

ぼそっとした感じでOK、パンのようにツヤっとグルテン膜が張ったりしない。一次発酵30度30分
具の材料を全て入れて混ぜる。豚こまは5ミリ程度に切る。

肉感
豚ミンチ < 豚こま < 豚肩ロース&豚ミンチ
肩ロースを角切りにして混ぜると、すごくリッチな具が出来上がるが、豚こまのほうが身近なので豚こまを採用。小間切りのなかでも、カタの切り落としがあればベスト。存在感を保ちつつ、重たくなりすぎない。


ニラやタケノコなどを加えてもよいが、揃えやすい材料として玉ねぎをお勧めする。適度に甘みがでて、食べ応えもアップする。

一次発酵後
1.5倍ぐらいの大きさに

発酵
肉まんを食べるのは主に、秋冬なので、常温発酵ではなかなか時間がかかりすぎる。オーブンか、発酵器を使うほうがよい。

ベーキングパウダーを使うレシピでは、発酵が不要になるが、発酵させた生地のほうがより口溶けのよい、しっとりした感じがでる。ベーキングパウダーだけだと、蒸しパンに近い食感になる。

生地を4等分、具を4等分して包む。
二次発酵35度20分
沸騰させた蒸し器に入れ、15分で蒸し上がり

まとめ

いろんなレシピを作り比べたり、分量を調整して試行錯誤したりしてたどり着いた。作りやすい、けど妥協しないおいしい肉まん。

特に、ベーキングパウダーで膨らませる生地と、イースト発酵で膨らませる生地は食感も調理時間も大きく変わる。一長一短。

わたし好みの肉まんに仕上がったが、誰が食べてもおいしいと言ってもらえるだろう。

ほかほか
ふかふか

じゅんわり肉汁溢れる蒸し立て肉まんは、それだけで正義だ。言葉はいらない、ひとつ掴んで食べて帰ってくれ。

#モノカキングダム2023

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