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“愛でケア” エネルギー総動員ではじまる朝

愛でケアについて

お題に入る前に,愛でケアについて.
ケアというと,とても大きく広い意味をもつと思うのだが,ここでは美しくありたいと願う自身のケアについて書いていきたい.

個人的な感覚ではありますが,私なりに感じたこと,気づいたこと,体験をふくめて綴っていきたいと思っているところであります.

ファッションや美容といった分野でお仕事をしていたときに感じたのが,同じ装いでもその人その人の輝きがあるように,そのものを纏う人の人となりが軸となっているのだなと.

これまで何を見て,経験して,感じてきたのか,日々の暮らし,生き方,考え方,内から放つものが一体となってそれぞれの輝きを纏っている.

自分自身を大切にしっかりと向き合い,自身を尊重している姿に,その人の軸を感じ,であるからこそ他者を尊重することができるのであろうし,そこに深いあたたかさを感じるのである.

自分にとって何が心地よいのかを感覚的に体得していて,その感性,美の意識をアップデートし続ける姿,その人だからこその放つ個性,らしさなるものが,自分に新しい感覚をもたらしてくれ,その魅力に惹かれる.

Body,Mind ,Sprit すべてつながっている.
だからこそ大切にしたい,自分の心とからだと対話し向き合う時間.

スキンケアにボディケア,メイクする時間,お風呂の時間,自分の肌に触れるこのひとときこそ,マインドフルに,わたしを愛でるとっておきの時間だ.

美味しさとともに豊かで楽しいひとときを過ごす食事の時間も.
ほっとひと息つきながら過ごすお茶の時間も.
ふかふかのお布団に包まれながら眠りにつくときも.

朝陽をあびる瞬間.
ふうーッと深呼吸する瞬間.
好きな香りを纏う瞬間.

心地よい感覚で満たす時間,
わたしを愛でるケア,愛で(めで)ケアと呼んでいる.

エネルギー総動員ではじまる朝

とそんなところで,
今回はわたしにとっての朝の“愛でケア”について.
忘れてしまわぬうちに..
嗅ぎトレのすすめ #1 で登場した白湯について書きたいと思う.

白湯に檸檬をお供してはじまる朝.
色々な朝を過ごしてみては,あっちいったりこっちいったりして,今まででいちばん長いこと白湯檸檬さんと朝を過ごしている.

白湯がいいかもしれないと思いはじめた最初の頃はというと..
ケトルで沸騰させたお湯に少し水を足し,冷まして飲むという,そんなところからのスタートだった.
後に自然にさますのが白湯と知り,アーユルヴェーダの教えを知るのである.

そもそも温かい飲み物を飲もうと思ったきっかけは,これまではなかった身体の冷えを感じはじめたから.
運動不足という声が目を瞑りたくなるほどに聞こえてくるが,こちらもちょぴーっとずつではあるものの..前向きに取り組みはじめている.

アーユルヴェーダにおける白湯はドーシャと呼ばれる3つの要素,ヴァータ(風),ピッタ(火),カパ(水)のバランスを整えて体内を浄化する飲み物のようで,白湯をつくるときも,この3つの要素を意識すると良いのだそう.

やかんの水を(カパ)
火で(ピッタ)沸かし,
沸騰したら蓋をあけ,しばらく火にかける.
すると立ち昇る湯気,この対流と換気扇からおくる風(ヴァータ)
そしてできあがる白湯.

全然味が違う!  の です!

あまいというのか,まろやかになったというのか,やわらかな感覚.
内側から漲るようなあたたかさがとても心地よいのです.

そしてもうひとつ,わたしが取り入れているのが鉄瓶.
鉄瓶で沸かすというもの.

これは中国出身の方から,鉄鍋で調理をする目的のひとつにあるのが鉄分を摂り入れるためとお聞きし,さっそくその日の晩,南部鉄器をポチリしたところからはじまっている.

こうしてできあがった白湯さん.
朝いちばんの白湯さんにはオーガニックの檸檬さんがお供します.
弾けるような爽やかさ,フレッシュでクリーンな檸檬の香りが清々しい朝とエネルギーを感じさせてくれるのです.
檸檬は浄化と循環,解毒.

この自然のエネルギーいっぱいの白湯をそそぎ,その音に耳を澄まし,すすりながら飲むひととき.
浄化,解毒,そして循環していく感覚.

内から漲るやわらかなあたたかさが,今日のわたしを心地よく満たし,とびきりの朝にしてくれるのである.

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