作曲を副業にしたい。目標は、毎月15万円。

こんにちは、スキャット後藤です。フリーランスの作曲家です。30代で作曲の仕事をはじめたい人に向けた記事を書いてます。内容はすべて僕の妄想です。

(来月以降に有料記事にする予定でしたけど、予想以上に沢山の方に読んでいただいてビビったので、有料にします "7/16")

===

「フリーランス作曲家のための講座」をはじめて、6年半が経ちました。3ヶ月ごとに募集をしていて、現在27期生が受講中です。作曲を仕事にしたい人が今まで沢山受講してくれました。いろんな受講生がいる中で、30代会社員、副業で作曲の仕事をはじめたいという方が一定数います。

====

もし僕がいま30歳で、これから作曲の仕事をはじめるなら何をするか考えてみようと思いました。頭脳とスキルは今のままで、全く実績ゼロ、全く業界にツテがゼロって設定にします。会社員として働いていて、平日の夜、土日は自由に作曲する時間があります。お給料をもらってるので、機材を買ったりするお金はあります。都内在住で一人暮らしってことにします。

【設定】

30歳、都内在住男性 (独身/一人暮らし)
会社員、平日の夜と土日祝日は作曲する時間がある
作曲を副業にしたい。目標は、毎月15万円
業界にツテはない、実績ゼロ
劇伴など映像に音楽をつける仕事がしたいけど、
作曲の仕事ができるならジャンル問わない

では、書きます。

僕が業界に入った頃は、ゲーム会社に勤める、音楽系事務所に入る、レコード会社近辺で働くなど、作曲家への入口がかなり限定されてましたが、今はやり方が無限にあるので、とりあえず作曲の仕事への一歩目はラクになったと思います。作曲初心者みたいな人でも作曲依頼をうけてお金をもらってたりする時代です。

作曲の仕事の種類ですが、以下の2パターンに分けられると思います。

①依頼されてから音楽をつくる
②音楽をつくって、それを売る

①はオーダーメイド、②は商品開発して、その音楽をお店で売るような感じ。①は取引先が必要です。②は作った音楽を売るお店が必要です。沢山の人が憧れるような劇伴やテレビCM、ゲーム音楽の仕事は①が多いです。

現場の自分のネックになってることは、

①平日、会社の仕事で動けない
②作曲家としての実績が全くないということです。

①はゲーム会社やCM制作会社からの依頼で音楽を作るのが難しいということです。メールのやりとりや打ち合わせは平日の日中に行うことがほとんどです。平日18時すぎるとメールのやりとりを禁止してる会社もあります。このあたりの仕事とは相性がよくないので諦めることにします。違う方法を探ります。

まずは、実績がゼロでも作曲の仕事ができる方法を考えます。

パっと思いつくのは、Audiostockなどのストック系サービス。手元にオリジナル曲が一曲でもあれば、今すぐにでもAudiostockで楽曲販売できます。「どうせ売れないから」って、つい思ってしまいますが、他に思いつく案がないので、とりあえず一旦、前向きに考えようと思います。

稼ぐってことは、利益について正確に把握する必要があります。なんとなく、販売価格は3,000円で、売れたら1,000円入ってくるようなイメージ。正確な情報ではないですが、ざっくり計算すると、1万円稼ごうと思うと10人に買ってもらう必要があります。1人が10曲買ってくれるのでもいいです。目標の15万円稼ぐには毎月かなりの曲数売る必要があります。

SNSなどで、どういう人たちがストック系サービスで稼げてるかも調べます。曲数が桁違いである必要があるとすぐに気づきます。1000曲とか2000曲なんて無理だわ…。でも1週間に2曲ずつ作っていけば、一年で100曲くらいは販売できます。3年やれば300曲になります。1000曲作った人も、そんな風に曲数を増やしたのかもしれません。

お金以外の面でAudiostockで販売する利点を考えます。動画つくってる人たちが積極的に音楽を探しに来る場所なので、プロモーションにつかうのもアリかな？と思いました。たまたま試聴してくれた動画制作者が、僕のことを知ってくれる、あわよくば曲を気に入ってくれれば、オリジナルで音楽が必要な時に発注してくれるかもしれません。まぁ、あまり期待できないですが…

どっちにしても、何万曲とある中から選ばれるのは難しいので、販売曲数が50曲くらいでも買ってもらえる方法を考えます。Audiostockの検索で引っかかるのが難しいということなので、別の窓口をつくればいいと思いました。例えば、Xのアカウントを作って映像や動画をつくってる人・テレビの選曲さんがフォローしてくれるように育てます。そのアカウントでAudiostockの自分の曲を宣伝すれば、そこからリンクで飛んでくれるかも知れません。

この話、もう少し考えてみます。