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<啓蟄>花が笑う季節へ

寒い寒い・・と思っていたら、あっという間に桜の開花発表があり、春が目の前にやってきています。街を歩いていても、緑の芽がにょきにょきとでてきて、色とりどりの花たちが咲き始め、嬉しい気持ちになります。

緊急事態宣言がでている今、何気ない普段の行動に「STOP」がかかっていて、アクセルを踏みたくてもなかなか踏めない。春が来たと喜び、外へ出かけようということもできない中で、植物が芽吹く姿を見て、「ちょっと待って・・まだ準備ができない」という気持ちになってしまいます。

季節は「啓蟄(けいちつ)」に突入しました。啓蟄とは、暖かな陽気に誘われ、土の中の虫がもそもそと動き出す頃のことです。一雨ごとに春になる、そんな季節の事を指しています。先日もすごい雨でしたが、それもこれも春への助走と思えば、捉え方も違いますね。真っ暗な土の中で眠っていた虫たちが目覚める気配を感じて過ごす季節というのも良いですね。

桃始笑(ももはじめてさく)
桃のつぼみが開き、花が咲き始める頃。昔は“咲く”という言葉を“笑う”と表現したそうです。ゆっくりと開いていく桃の花は、ほほ笑んでいるようにも見えます。

先日の晴れた日に見かけた椿。雨上がりの澄んだ青い空にむけて天高く咲き誇っていました。散歩するだけで楽しくなります。

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