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【海外マンガ事情】西欧各国での日本マンガ・ご当地コミックの売れ筋ランキング分析(2019.06.17~2019.06.23)

先週の記事に引き続き、今週分の「海外市場での日本マンガ売れ筋データ」が揃いましたので、以下6/17~6/23分データの公表と考察を行います!

データの取得方法は先週のこの記事を参照ください

■amazon.comでの日本漫画売れ筋トップ10(2019/6/17~2019/6/23)

相変わらずの「ヒーローアカデミア」の強さが目立ちます。

他に目立つ名前としては「進撃の巨人(Attack on Titan)」、「バトル・エンジェル・アリータ(銃夢のハリウッドリメイク版)」、「ベルセルク」、「骸骨騎士様、只今異世界へお出かけ中(Skeleton Knight in Another World)」でしょうか。

 骸骨騎士のランキング乱入はちょっと意外なタイトルじゃないでしょうか!?

ちなみに6/21に一瞬だけ1位をとったRWBY(ルビー)は、厳密には日本マンガではなく、「日本マンガテイストで描かれたアメリカの作品」です。これは発売日だったのかな?

ランキング50位まで×7日間をもう少し深く考察:出てきた意外な作家名

上記のamazon.comでの売れ筋ランキングについて、今週は少し違う視点も入れてみましょうか。7日間のデータからMAXのランキング(1~50位まで)を取得し、50×7=350のタイトルを並べて、頻出度をとってみます。

今度はランキングの高低は関係なく、「連日のランキングにとにかく名前が繰り返し出てきているタイトル」を優先表示させました。たとえ下位ランクであっても、毎日登場しているタイトルが表示されやすくなる、という見方になっています。気になるキーワードはありますでしょうか。

私の場合は、UZUMAKIがいることと、TOMIE(富江)がいることと、SMASHEDがいることが、とっても気になります。分散していますが伊藤潤二作品が強いってことじゃないですか?!

Jホラー漫画人気はしぶとく生きていたのですね!これは世代としてドンピシャな私にはうれしい限り!

■amazon.fr(フランス)での日本漫画売れ筋トップ10(2019/6/17~2019/6/23)

続いて、フランスのランキングも出しておきましょう。

フランスに行くと、「約束のネバーランド」と「ドラゴンボール」が一気に強くなります。読者層の違いですかね。それでも「ヒーローアカデミア」が売れ筋であるのは、たいしたもの。

■amazon.es(スペイン)でのコミック売れ筋トップ10(2019/6/17~2019/6/23)

例によって、スペイン版は「日本マンガ専用ランキング」がないため、アメコミおよびご当地のユーロコミックを含めてのランキングとなります。

こういうランキングになるとアヴェンジャーズやキャプテンマーヴェルといったアメコミ勢がどうしても強くなりますね。ちなみに「El Club de las Batas Blancas」というのはスペインのご当地コミックです。

■amazon.it(イタリア)でのコミック売れ筋トップ10(2019/6/17~2019/6/23)

こちらも今のところ「日本マンガだけ」のランキングはナシ。

上位1位と2位をおさえているのはディズニーのミッキーマウスものです。

日本製では、あいかわらずイタリアでワンパンマンが頑張っているのはなんなのでしょう!?

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今回は以上となります。

また来週、最新のデータがたまったところで記事をあげることにします!

子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!