『怪談のシーハナ聞かせてよ。』シーズン1 エピソード3にはひとつ「聴いた後の夜に後を引くハナシ」あり
怖い話の中にはたまに、「聴いた後しばらく不安にさせられるハナシ」というパターンがありますよね。
「この話を聞いてしまった人のところにはナニカが起こる」とか「この話を知っている人のところには同じものが現れることがあって」とかのパターンですね。
私も、「聴いた後はさっぱりと忘れられる」ことが怖い話の条件と思っているので、こうした「聴いた人にもナニカが起こる」系は好きではない。
好きではないのですが、『怪談のシーハナ聞かせてよ。」シーズン1エピソード3に入っていた郷内心瞳さんご披露のハナシは、その亜種であり、これは、けっこう、よかった。オチで、「ああ、そうきたか、、、」と思わせてくれる展開でしたよ。
この回のゲスト怪談師は、いたこ28号さんと郷内心瞳さん。郷内さんは角川ホラーの常連さんですが、ご本人の職業も仙台の「拝み屋」という、リアルにゴーストバスターを生業としている方です。東北は奥が深い。
今回の収録怪談は、
時計
ねじれる
ザリガニ神社
愛しの雛人形
桜女と青い光
の五本詰。先ほどお話しした「後を引く話」というのが、最終話のこと。他には「ねじれる」の言いようのないブキミさが印象的な回でした。
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