「百物語スペシャル」に登場した怪談ぜんぶをひとつひとつ寸評してみた(『怪談のシーハナ聞かせてよ。』第45回)
前回に引き続き「百物語スペシャル」の各怪談の寸評をやります!
この回が、ついに百物語スペシャルの最終回ですね。怪談師のみなさんも相当に疲れているようですが、ここまでゾゾゾと盛り上がったこの夜を、どのような怪談でシメてくれるのでしょうか?
なお毎度ながら、◎、○、▲は私の主観でのポイント付けですので、あくまで参考程度としてください!
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第90話 高田のぞみさん
午前5:30頃ということで、いかにも眠そうな顔の高田さんw。語られる中身はいかにも不気味な怪談。たしかに電話口のお父さんの対応、聴いていても「なんかおかしいな」とは思った(○)。
第91話 上町月貴さん
「出るの」「出るの」「出るの」(◎)。
第92話 吉田悠軌さん
学校の怪談、、、なのですが、出てきた幽霊そのものよりも「ダンディ先生」の対応のほうが怖い(◎)。
第93話 城谷歩さん
心霊スポットで撮影したビデオを、後から見てみると、、、「なんかへんだ、もっかい巻き戻してみて!」なハナシ(○)。
第94話 丸山政也さん
子供の目にだけ見えた校長先生の真実の(?)姿。気持ち悪いハナシ(○)。
第95話 宇津呂鹿太郎さん
「ここ3LDKだから、もう一部屋あるはずだよね?」(○)
第96話 今仁英輔さん
自動車をめぐる怪談、バイクをめぐる怪談、ありますが、自転車乗りを攻めてくるパターンというのはちょいと珍しい(◎)。
第97話 糸柳寿昭さん
幽霊を見に行ったつもりが、ある意味、それよりもとんでもないものを見つけてしまったハナシ。あとあじが悪すぎる(◎)。
第98話 せきぐちあいみさん
「バカっぽいカップルが心霊スポットへ行って、やんちゃな彼氏が落書きしたり唾を吐いたり物を壊したりいきがったことをし始めて」という展開のハナシって、予定調和的なほどにヤンチャな彼氏のほうが悲惨な目にあいますよね。因果応報、勧善懲悪(○)。
第99話 狩野英孝さん
トリをつとめたのは狩野さんでした。神主の家に育った子としての生き様のハナシ。なんか温かい、とてもいいハナシでした!(◎)
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さて、伝統通りに、百物語というものは、本当に「百」まではやらず、九十九話で止めるもの、、、というわけで、狩野英孝さんがシメようとしたところ、、、
やはり、仕掛けがありましたかw。大どんでん返しが発生!
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第100話 上間月貴さん
怪談社の上間さんが本気でトドメを刺しにきた。このハナシの終わらせ方がめちゃくちゃ怖い(◎)。
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これだけ長く続いた「百物語スペシャル」、最終回はいったいどう終わらせるんだろうと思っていたら、なるほど、こうシメましたかw!
最後まで聞いて、全部へのレビューも終えた私も、心地よくぐったり。よいものを見させていただきました!
ちなみに、次回の第46回からは、以前通りの構成の番組に戻るようです。
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