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北欧の手仕事、民族衣装 UNIK2

冬が半年続く北欧では家にいる時間も長く、手仕事が発達しました。各地の民族衣装は手仕事の素晴らしさを見るいい例です。スウェーデンには800を超える民族衣装があるそうですが、もともとは農民社会の人々が教会の祝祭にあわせて身につけていた衣服で、その後は行事などのお祝いの際に身につける衣装となり、地域性のあるデザインが伝えられるようになりました。現在でも夏至祭や建国記念日、結婚式などの特別な行事に身につけます。

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女性用の民族衣装は、ブラウスと長めのスカート、ベストやショートジャケット、エプロン、スカーフ、帽子が揃います。ブレスレッドやリボン、ブローチやポシェットなどの小物には凝ったデザインが多く、細かい手縫いの刺繍が施されています。土地によってはショートジャケットやスカーフに凝った花模様が刺繍され、スウェーデンのダーラナ地方ではクルビッツという伝統的な花模様がモチーフになっています。

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ていねいに作られた衣装や小物は祖母から母へ、さらに娘へと伝えられます。昔の人は衣装も刺繍も全て自分で縫っていたそうで、そのような貴重な民族衣装は次世代に大切に伝えられています。
by Y

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