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日本の家族観は蠍座で、異常事態。


少し危険な話かもしれないけど、必要だから書こうと思う。一緒に考えてみてほしい。

日本人の典型的な家族像はどんなものだろうか。
堅物の父と、物腰柔らかで心配性の母親?
それとも逆だろうか。
子供の思春期が来るととりあえず親と衝突するのが当たり前だと思っているのも変な話だ。
家族崩壊の危険信号…いや、これまでの親としてのあり方が教育の道を外れていた証左にすぎないというのに。思春期の衝突の常識が無い国があると聞いて、少し不思議な感覚になる何て言うのは、世界で日本人ぐらいだと思う。

抑も、家族の本来のあり方は表面的なハウスを示す左回り4ハウス(蟹座)が、土星的成長により右回り9ハウス(射手座)になるように、個人の世界観にも関わる極めて繊細、且つ哲学的なものだ。その個人の世界観のあり方は、よい土壌の種からはよい根、よい葉が生えるように、その後の人間の成長率を決めてしまう。
大抵、家庭で培った価値観は、相対論を持ち出すとあまりにも不愉快な心的現象を引き起こすことが多い。しかし、その衝撃に耐えうる個人世界が存在するとしたら、柔軟性を備えている以外にあり得ない。

では、その心の柔軟性はどこで育まれるのだろうか。それは、家庭において常に存在の居場所を与えられ、個人の神聖な無意識領域を踏みにじられること無く自由な存在であることを許され、また他者の不可侵領域を犯さないという「節制」を学んだものだけが理解できることだ。

だが、もし家庭で神聖な領域を常に犯され続けたらどうなるだろう。家族の縁は簡単に切るには深すぎる。一般的な日本の…あまり良くない家庭の場合は、あたかも個人の領域を犯していないような雰囲気を作り出して、虚飾で弱い部分を覆い隠し、お互いの精神を削り合いながら居場所を侵害し合うだろう。通常は親の権力が強いから、子供は人間としての心の権利を奪われたまま、奴隷にならざるを得なくなる。思春期の葛藤、なんて言えば子供が成長したことへの喜びを含むように聞こえるが、現実はこのような、ただの親の傲慢である。

ここまで書けば占星術が大好き人間なら何となく気がつくかもしれないが、個人の神聖不可侵な無意識領域とは蟹座であり、蟹座は射手座を含めば最強であり、現在の日本の家庭が蟹座を蠍座的な虚飾で覆い隠して射手座まで進みきれていないことを示している。

蠍座を使うのは命がけの時だけだ。死を意識してこそ、人間は今を必死にいきようとするし、そのエネルギーは土星的な成長の後に獅子座…太陽的な自己実現へと至る。それ事態は全く悪いことではない。
でも、そのエネルギーを蟹座で使っては、「家庭にいるとき」が文字通り、「命懸け」になってしまう。そんな状態では、社会で立場を失うならまだしも、個人の無意識の世界ですら生存の場所を無くしてしまうだろう。それで良いのか?

私は、抑も何故日本の家庭が蠍座の毒に脅かされるようになってしまったのかを考えると、戦後まで遡れると思う。
高度経済成長は日本を豊かにしたけれど、その背後にあったのは運の良さと、戦争で誇りを踏みにじられたものの執念とも言うべき胆力だ。それ自体、日本全体が当時は蠍座的だった。しかしその無理は祟り、経済が崩壊した後は多くの人が自殺に走った現実があったと思う。
それはひとえに、家庭が家じゃなく、無意識の領域では追憶の戦場だったから。自殺した人はただ、その戦場で逃げ場を失ったのだ。

世代を越えてこの意識は着実に日本人のエネルギーを奪っている。特に、今の…20代前後の若者は私も含め、冥王星射手座世代、海王星・天王星水瓶座世代だ。だからこそ、射手座が欠けたこの国で、激しいほどに日本の歪みが「見える」し、子供の自殺が今になって問題化しているのも、日本の歪みを運命的に引き受けているからだ。まあ、親が名ばかりの「男女平等参画社会」の天秤座世代であることも、もしかしたら一役買っているかもしれないが…家庭での性バランスが崩れている故に目の前で繰り広げられる惨劇は、子供に影響を与えてしまうから。今の日本を占めているのは冥王星獅子座~乙女前半だろうから、天秤座世代の活躍はまだまだこれからかもしれない。

しかし、ここまで書いても、日本に射手座が欠けているといわれてぴんとこないかもしれないので、例を挙げておく。これは多分みんな分かるだろうから。

射手座が欠けていることを表す例として最も分かりやすいものは、歴史教育だ。歴史を見直すなら、根本的なことを学ばなければならない…例えば、どの時点で民衆の意識がどこに向かっていき、政治家がどのように対処していたのかなど、俯瞰的な視点を養う教育…をしなければならないのに、小学生の頃から、全体指導ではひたすら戦争の被害がどれ程恐ろしいものだったか、トラウマを植え付けることしかしない。考える力を奪うことと同じだ。子供だってそんな状態では、年号しか覚えないだろう。そのなれの果てが韓国の慰安婦騒動だ。日本と韓国は関係悪化しているけど、関係悪化させるだけの理由がある…つまり、歴史教育が未熟だという同じ欠点を持ち合わせているのだ。
よく教科書や公式の文書では、戦争を反省する、みたいな文言があるけれどはっきり言って全く出来ていないと思う。触れることすら怯えているのに、その核心をつくことが出来るはずもない。

個人とは全く関係ないじゃないか!と思うかもしれないが、無意識の領域とは恐ろしいもので、こういう「常識」の積み重ねが人の意識を作る。だから、その国で行われていることは決して個人に無関係ではない。

信じていたものの嘘を暴くのは辛いけど、幸いたくさんの先人が後押ししてくれる。今も昔も、この国全体が背負う嘘に気がついている人はいたから。この記事の内容も、占星術的内容以外は受け売りだ。いつかは自分の言葉で話せると良いな。

先人の協力があるのは、本当にありがたいことだと思う。



あと二日で連続投稿一週間か。頑張ってみよ。












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