【頭皮だって乾燥している?!】頭皮の乾燥を防ぐために出来る2つの事

今回は「乾燥」によって頭皮がどんな影響を受けるのか、また、乾燥から頭皮を守るためにすぐ始めたいことなどを紹介します。


頭皮だって乾燥している

冬は空気中の水分量が減ってしまうのに加え、暖房の効いた室内では、さらに湿度が低下するため 、顔や手、足などが乾燥してきます。

お肌の渇きは実感しやすいため、潤いのキープを心がけやすいものの、髪や頭皮の乾燥予防については、おろそかになってはいませんか?

実は、お肌と同じように「頭皮も乾燥」しています。

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頭皮は表面だけではない

“頭皮”というと頭の表面だけをイメージしがちですが、医学的には頭蓋骨から表面までの皮膚の組織を指します。

頭皮は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層で構成されており、皆さんが“頭皮”と思っているのは「表皮」にあたります。

この表皮はさらに「角質層」「顆粒(かりゅう)層」「有棘(ゆうきょく)層」「基底層」に分かれています。

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頭皮も肌と同じようにターンオーバー(新陳代謝)をしています。

まず、基底層から新しい細胞が生まれ、有棘層、顆粒層、角質層へと押し上げられます。

そして最後には、角質層で細胞核を失い、剥離してしまいます。これが「フケ」や「垢」です。

正常であれば、概ね、28日周期でこのサイクルを繰り返します。


頭皮が乾燥すると

角質層の主な働きは、水分と柔軟性を保つ「保湿機能」と、乾燥・刺激物質・アレルギー物質といった、外的刺激要因を防ぐ「バリア機能」があります。

角質層はとても薄い(厚さ0.02㎜)ため、乾燥を放置すると、「保湿機能」がうまく保てなくなり、「バリア機能」も低下してしまいます。

すると乾燥がますます進み、ターンオーバーが正常に行われなくなり、フケが増えるといった悪循環に陥ります。

そして酷くなると、頭皮の常在菌のバランスが乱れ、地肌に赤みや炎症を引き起こすことがあります。

乾燥を放っておくと抜け毛の原因にもなるので、早めに手を打つことが大切です。

ここからは乾燥を防ぐために出来ることについて紹介いたします。

①頭皮にも保湿を

さて、乾燥が頭皮に及ぼす怖い影響について、おわかりいただけたでしょうか。頭皮も肌と同じように乾燥しています。

お肌が乾燥していたら化粧水や乳液などで保湿しますよね。なので同じように、保湿剤すなわち「育毛剤」や「トニック」を付けることがおすすめです。

「育毛剤」には、保湿成分や抗炎症成分が入っているものが多くあり、頭皮を乾燥から守ってくれます。

そしてなんと言っても、健康な髪の毛が生えてくることを促すケアが同時にできるのが嬉しいですよね。

いつも育毛剤やトニックを付けている方で、冬になって「フケが増えたな」「頭皮がピリピリする」「かゆい」などと感じたら、いつもより少し多めに育毛剤を付けることもお勧めです。

②洗いすぎない

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フケやかゆみが気になると、清潔を保つために何度もシャンプーしてしまいがちです。

しかしシャンプーのしすぎは、頭皮の必要な皮脂まで取り除いてしまいます。

そのため、バリア機能が低下し、頭皮内部の水分が蒸発してしまい、かえって逆効果。

シャンプーは基本的に、1日1回にとどめましょう。

また、熱すぎるお湯や、爪を立ててゴシゴシ洗うことも頭皮を傷めるのでやめましょう。すすぎ残しにも注意してください。

まとめ

乾燥を放置してしまうと頭皮にとって良くないことがお判りいただけましたでしょうか。

特に洗いすぎないことは今晩からできることでもあります。お顔の乾燥は気にするのに頭皮の乾燥を気にしないのはとても勿体ないです。

できることから始めていきましょう。

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