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いいこと思い出した。


僕は老人ホームで働いている、
けども今日は(も?)介護じゃない話。


自分の中に眠っていた
大事な言葉がふと蘇える。

人様のnoteは、
そんなきっかけをくれる。



10年ほど前に結婚して
子供が産まれた。

まぁ、なにをしたらいいかわからない。

子育て本とか読むけど、
本の通りにはならない。

嫁はイライラしてる。
まぁ、今思えば理解できる。

でも、近くにいると、
その現場にいると、背景が見えなくなる。
その人そのものしか見えなくなる。

イライラしている、嫁。
しか見えなくなる。



僕は、自分の育った実家で、
家族とあまり話をしたり、
相談したりという習慣はなかった。

ただ、孫を見せようと、
時々実家に帰るようになった。


特に、相談とかしたわけじゃない。

ただ、あまりいい雰囲気ではなかったのかな。

その時父親に言われた、
この言葉に救われたのは確か。


お父さんだってお父さんやるの初めてやったんや。
どうしたらいいかなんかわからん。


うおお。なるほど確かに。


僕が、父親を特別尊敬していたとかじゃない。

でも、でもじゃなくて【だから】かもしれない。
立派な父親になろう、と思い込んでいた。


立派な父親は、
子供たちの模範となり、
父性を発揮して、
背中で生き様を語り、
時に厳しく、
子を守り、
仕事でも泣き言を言わず、
一家の大黒柱として…










むりむりむりむり。






無理無理無理無理。





今までもそんなことできてないのに
子どもができたからって
そんな魔法みたいに変われますかいな…。


でも、多分焦っていた。
よく言う、母親とのスタート地点の違い。

母親は、すでに10ヶ月以上一緒にいる。
父親が実感するのは、産まれてから。

母親は、なくてはならない存在。
父親も、存在価値を示さないと…!

立派な父親、立派な父親…!!!!



そんな中での、


お父さんだってお父さんやるの初めてやったんや。

どうしたらいいかなんかわからん。




取りようによっては中々のダメ発言。

でも、
力が抜けたなあ。


ちょっと偉そうになるかもしれませんけど、
これから父親になる人、
父親じゃなくていいか。
親になる人。


こんな僕でも、
今のところ子どもらには好かれてます。

立派な親になることは、
もちろんいいことだと思いますけど、

わりと、力抜いた方が、
いい感じになったりしますよ。
(効果には個人差があります)

人様のnoteを読んで、
そんなことを思い出しました。






最後に、
我が父親へ。

僕は気付いてしまいました。













…僕、次男やから、
お父さんやるの、初めてじゃないやん。








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