広告効果が得られない＆競合に伝播してしまう！？『ヴァンパイア効果』
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■『ヴァンパイア効果』とは？
◆本来得られるはずの効果が他要素に伝播してしまう。。
商品やサービスの広告が、その商品やサービスではなく起用したタレントや他社の類似した競合商品・サービスのプロモーションになってしまい、広告に期待する効果が分散してしまう・ほかの要素に吸収されてしまう現象を指します。
つまり、広告を出稿したことで競合商品が売れてしまったり、出演したタレントのイメージが先行してしまい、訴求したい商品・サービス自体の知名度や認知度が上がらなくなってしまうため、期待する成果が得られないばかりか売上機会の損失が発生してしまうリスクもあります。
◆あくまでも広告効果の名称
『ヴァンパイア効果』は、学問的に確立された心理事象などではなく、あくまで広告効果の一つです。
また、吸血鬼（ヴァンパイア）に噛まれた人は、吸血鬼になってしまい、どんどんと伝播し増え続けてしまうことから、『ヴァンパイア効果』と呼ばれるようになったという説があります。
■『ヴァンパイア効果』が発生するシーン
一般的な広告の役割とは、広告という発信者の情報が、受け手である見込み客や顧客に認知してもらい、その結果として発信する情報（会社や訴求したい商品やサービス）についての認識を深めてもらう、もしくは商品やサービスの購買に寄与させることを指します。
◆『ヴァンパイア効果』が発生しやすいテレビCM
上記のような広告の役割の中で、『ヴァンパイア効果』が発生しやすいのがテレビCMです。
テレビCMとはご存じの通り、商品やサービス・コーポレートのブランドを連想させるために、通常15秒～30秒程度の短い時間でテレビ視聴者を対象に発信する広告ですが、テレビCMという広告宣伝の主な効果は、BtoB（企業間取引）においては『ブランディング』と言われています。
ほかの広告宣伝手法と比較して、多くの対象に訴求することが可能で、最近では「効果測定がしやすい！」と謳っている業者さんも増えていて、依然として出稿ニーズがありますが、『ヴァンパイア効果』が発生してしまうと、出演タレントに注目が集まってしまったり、出稿広告をきっかけにライバル社の商品やサービスの売上アップにつながってしまう危険が高まってしまうのです。
◆増加傾向のオンライン広告でも起こり得る
最近の主流となっているインターネット広告でも『ヴァンパイア効果』が発生しやすいと言えます。
ちなみにインターネット広告とは、オンラインのWebサイトやスマートフォンで表示される広告のことです。
テレビCMと比較してのメリットは以下の通りです。
少額の出稿予算から始められる。
ターゲットを限定して出稿できる。
閲覧数やクリック数などのデータを得られるため効果測定が容易。
「出稿して終わり」ではなく運用しながら改善ができる。
これらのメリットから、幅広く利用されるようになっています。
■『ヴァンパイア効果』によって発生するリスクを回避するには？
この続きでは、『ヴァンパイア効果』によって発生するリスクを具体的に回避する方法について解説しています。こちらのページをご覧ください！
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BtoBマーケターより。
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