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日々の発見。日々の工夫。

せっかくの休日もいつも通りそれなりに早い時間に起きる。
子供たちとドラゴンボールZを見て、ブルマの声ってクレヨンしんちゃんのお母さんの声と同じ?とか思いながら、テレビを眺める。

タバコがきれてコンビニまでぶらっと買い出し。
ついでに昼飯も買って帰る。近くにホテルがあるからコンビニのお客さんは8割外国人。パジャマな自分がいやに浮いている。

トマトラーメンというのを買った。どんだけトマトの味がするのか、見た目は赤い。食べて見るもどうにもトマトの存在を感じない。うっすらスープに入っているのか…なんなのか。自分の味覚がおかしいのか、この商品がおかしいのか。数秒考えて、俺か…となる。

最初の口当たりでトマトを感じさせると、あ!たしかに!となるだろうけど、おそらくスープにそれなりに入ったトマト程度でじわじわトータルで完食後にトマトを感じるか、作り手の塩梅を感じる。前者であれば味は後半にかけてしつこくなり、後者であれば最後まで行かねば製品の完成を感じれない。

やはり初動でコンセプトを伝えることは大事だなと。いくら薄くても大きく切られたトマトの断片が視覚的に見えるだけでも捉え方は変わるのかもしれない。原価とか、トータルの満足度とか考えた結果の選択なんだろう。残ったスープをしつこく飲んでやはり後半にうっすらトマトを感じれた。遅いわ。

朝早く起きたので昼過ぎに布団に入り込むと最高のコンディションだった。昼寝オブザイヤーな完璧な状態。数日前から30度越えだったのに今日に至っては少し肌寒い。いつ仕舞えばいいかわからなかった厚手の布団に潜り込んで、猫も入って来る。ちょうどいい。そして布団も猫もふわふわ。3時間ほど眠る。猫も眠る。

ムクリと起きて子供たちとかくれんぼをする。隠れ終えた合図に「もういいよ〜」という。鬼側は「もういいかい〜?」と聞くのだが少し変えて「もういくよ〜」とすると急にホラー感が増す。もういくよ〜を連呼すると子供たちが下でキャッキャと焦って隠れ出す。たった一言の違いでゲームの空気が変わる。おもしろい。

見つかった奴は地獄行き。として、見つかった瞬間に死ぬほどこちょばされる。のたうちまわる子供たち。無表情で追いかける父。ホラーな鬼ごっこは面白い。

週末、決まって行くうどん屋が近所にある。うどんもそばも、丼も絶妙にうまい。新しいバイトの人が注文を聞きに来る。なんかいつもと違う。いつもの人はしゃがんで聞いてくれていた。この人は突っ立てる。それだけで印象がグッと変わる。悪い方に。前も別のバイトがいたが、それもなんかおかしいと思った。何がおかしいのかわからなくて考えていたがお冷やを持って来るときにわかった。左利きだった。左利きが故にいつもより距離が近すぎる。いつもより数センチ近くなったり、遠かったりするだけで体験の質は大きく変わることを感じた。

あ、そうだ今日日記書いてないやと今に至る。
振り返ると平和な週末。そんな日常の中にも発見がいろいろある。
でも、どれこれもなんでだろう?とかこうしてみよう?という自発的に脳みそを回す癖がないと、ただ淡々と過ぎて行くのかもしれない。それはそれでいいけども。

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いただいたお金は子どもに本でも買おうかと思ってます。