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アイデアの基礎体力「観察力」の鍛え方

先日、「どうやってそんなすぐにアイデア出せるんですか?」という相談を受けて「おもろいとか、おもろくないとか考えずに向き合えばすぐ出る」とアドバイスしたところ、そう簡単にはいかなかったということでアイデアの基礎体力でもある「観察力」について、少し説明します。

僕は10年ほど、広告のプランナーとして働いていました。そこでは明日提案なんだけど、今日の午後に全体会議あるんだけど、なんかいいアイデアない?(電話で)なんてことデフォで結構あるんです。そんなとき、その場でうーんといって、いくつかアイデアを出します。ものの10分もないくらいです。なぜこういうことができるのか、その方法は観察にあるんです。

ゼロベースでアイデアは生まれない

インプットがあって、アウトプットが成立します。
何もない状態でアウトプットは無理です。ビール飲みまくったらトイレが近くなるのと同じで(例えば汚い…)出すにはインプットが必要です。

僕は日常的に見える触れる物事全てをじっくり見る癖があります。これは北海道というど田舎で生まれ育ち、暇つぶしがぼうっと外を眺めることだったのが理由かもしれません。雪の降りかたや風の凪方をみて、おぉそういうことか!と世界の些細な秘密を見つけて喜ぶ、根暗オブザイヤー受賞しそうな遊びですが、子供の頃からこれが癖でした。

多くの人が誤解しているのが、何もインプットしない状態で新しいことを生み出そうとする意識です。これ無理です。毎日素振りするとか、ランニングするみたいな感じでインプットを増やす必要があります。

誰でもできるインプット方法「観察」

ここで僕が新人時代に導入した観察の練習を教えます。
僕の唯一の教科書「考具」という本に書いていた方法です。この本、とてもおすすめなのでチェックしてみてください。たくさんの方法が書いてあり、自分にあったテクニックが見つかるはずです。

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