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【まちづくり日記】提案書のその後

先週、まちづくりの提案書を先生に提出してご意見を頂きました。

この場で私の提案を語るのは気が引けるので、現段階の考え方を話したいと思います。

私がこだわりを持っているのが「地域性」と「思い出」です。

まず、地域性について。

私の地元は農業が主要産業で特に果樹が名産です。
また、歴史的なものも豊富な地域で、松尾芭蕉が訪れた地でもあります。
さらに、交通機関にも優れていてバスも、JRも、ICも、国道も通っていて仙台にも米沢にもアクセス良好です。

以上は町を調べると簡単に出てきます。
これだけの情報だと「へー」で終わりません?

「農業が盛んなら直売所あるでしょ」
「歴史が豊富なら歴史観ありそう」

こんなことを思った方正解です。

農業も歴史も交通機関も豊かです。
ワーケーション施設、道の駅、総合病院あります。

豊かですよね?
でも、とても普遍的にしか見えないと思います。

この地域性の深掘りをやっていきたいわけです。
農業がある、自然がある、歴史があると個々で存在しているわけではなく、全てが繋がって今の地域が出来上がっています。

なぜ果樹が名産なのか、なぜ交通機関が発達したのか。
この辺を紐解けば町を見る目も変わると思います。

続いて、思い出について。

この町に住んで22年、思い出はたくさんあるわけですよ。

草食べてたし、ドジョウ捕まえてたし、川せき止めてたし。
野生児のお手本のような幼少期。

でも、それも原発事故の前までの話です。
地元は福島県なのであの時を境に外で遊ぶことは減っていきました。
原発事故がなかったら今でも草食べてたかも。

当時はインターネットもなかったですからね
外で遊ぶしかなかったんですよね。

そんな友達と遊ぶ日々が楽しかったことを今でも思い出します。

私がこの町を案内すれば「あの草食べられるよ」「私この人の家に勝手に基地つくって怒られたよ」と説明するわけです。

過ごした思い出によって地域は何通りにも変化します。
そんな人を通して見た地域をもっと大切にしていきたいと考えています。

地域性をもっともっと活かしたい
人によって変化する何通りもある地域を大切にしたい

地域性と人
これが私にとって何よりも大事な視点になります。

言葉の表現は変わると思いますが大事にしたいものは変わらないと思います。

でも、まだエゴ状態でこの考えをどう活かしていくかは悩み中です。
一応提案書には書きましたが、まだふわふわしています。

また、ありきたりだなと思われるかもしれません。
自分でも地域性と人を大事にしたいというのはありきたりだと思います。

でも、ありきたりこそ大事にするのが難しいです。
奇抜なことをした方が目を引きますからね。

例え難しくても地域そのものの力を存分に発揮させることや、住んでいる人だからこそわかることを大切にしたいと思います。

先生は提案書について「想いは伝わる」と言っていました。
内容はやっぱりまだまだ薄いので頑張りたいと思います。
ですが、私の感覚では先生はすっかり私の地元のファンです。これは間違いないだろう、、、

先生に続いて、今度は役場と会社とお話をしてきます。

読んでいただき、ありがとうございました。



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