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繋がれていく伝統の更新がワクワクする地域を創るのかも

先日書いたこの記事で、現在の伝統が偽物・悪い物であるかのように取り扱っているようにも見えると感じたので補足したいと思います。

記事で、外部の人が見やすいように、わかりやすいように伝統が変化しているという話をしました。

論文から例をあげると、竹富島の赤瓦の屋根です。皆さんも赤瓦の家屋が立ち並ぶ光景がイメージできるのではないでしょうか。
実際、赤瓦の屋根は裕福な家のみが出来る富の象徴でした。つまり、現在の赤瓦の屋根が立ち並ぶ光景が昔ながらのものではなく、住民の理想を実現して統一された光景です。
ツアーなどでも赤瓦について触れられることは少なく、観光客は自然と伝統的なものだと受け止めることになります。

こんな感じの例がたくさんあります。
偽物とも本物とも言いがたいかもしれません。
ただ、今ここに繋がれている現状が全てです。

かつての伝統は地域の由緒、信念などに関連して地域住民が楽しむため、守られるためにつくられてきました。現代ではその伝統を観光・商品化して利益を生むことで、住民を守り続けているのだと思います。
伝統の役割は変化・更新されているものの、大切に思う気持ちは引き継がれていると感じます。

そこで利益を求めすぎたり、良いように作り替えようとしたりすることこそ、偽物となって伝統の消滅へと繋がっていくのかな。

現在は新しい建物、文化がたくさん生まれていますよね。年が経てばそれも昔・歴史を象徴するものへと変わります。

でも、人がいる場所、国土は限定されますよね。
これから何年も新しいものが生まれていく中で、歴史ある物も大切にしていかなければなりません。

これすっごくワクワクしませんか?積み重なっていく年月の証、象徴がどんどん残されていくんですよ!
お寺だ!と思ってちょっと進むと未来の建物!って感じで、ごちゃごちゃしているところはありますよね。
景観の統一も進められると思いますが、残されていく物って大切にされているものです。地球全体が人が作り上げた大切なものを保有する宝箱みたいですよね。

また、何を残すのかは自分の頑張り次第でなんとかなるかもしれませんよね。今、人気観光スポットとなっている場所も、かつては普通に暮らしていた場所に価値付けされたものでもあります。

偽物か本物かなんてわかりません。本物自体なんなのかわかりませんしね。今、大切にされている形こそ真実かも。

それを見ていくのがね、楽しい。
地域の変化嫌い派でしたが、こう考えると面白いと感じます。

地球は人の宝箱。気に入った。

読んでいただき、ありがとうございました。





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