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わたしの夢が叶うのは、誰かのおかげじゃない

5月31日、女性のためのキャリアスクール「SHElikes」のライターコースを卒業した。

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SHEに入会したのは、今年の1月。
幼いころからずっと「書く仕事」に憧れていたけれど、わたしには無理だと思っていた。

そこまでの情熱がないから。努力ができないから。才能がないから。
そうやってやらない言い訳ばかり並べて、なにか具体的な行動を起こしたことは一度もなかった。
まして「ライターになりたい」なんて、恥ずかしくて到底口にできなかった。

「その程度の実力で?」と笑われるかも。
もし失敗して恥をかいたら?
挑戦したけどできなかった、と自分で証明してしまうのが何より怖かった。


SHEの存在は、じつはずっと前から知っていた。
人材系の仕事をしている大学の先輩がFacebookでシェアしているのを見かけたことがあったし、Instagramでもよく広告を目にしていた。
憧れのライター・夏生さえりさんが短期で講座を開いていたときも、すごく興味はあったけれど内容のガチさにおののいて受講に踏み切れなかった。

そんなわたしの背中を押してくれたのは、ライターコース講師の山越栞さんや、SHE卒業生である村尾唯さんのnoteだった。

おふたりの言葉が胸にストンと落ちてきて、「こんなわたしでも、挑戦していいのかも?」と思えた。
この2本のnoteをなんどもなんども読み返して、悩むこと約2ヶ月。
ようやく覚悟を決めたわたしは、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで入会を申し込んだ。

コース受講中、栞先生には月に1度のもくもく会でたくさんのアドバイスをいただいた。
唯さんには、ご縁あってメディア「すきだよ」の編集部でもお世話になっている。へっぽこなわたしをいつも優しく励ましてくれる、頼もしい編集長です。


全6回にわたるライターコースのレッスンは、オンラインで動画を視聴して課題に取り組むというスタイル。
この課題がかなり本格的で、実際のお仕事に近いワークになっている。

掲載メディアとターゲットを想定しての企画出し、約2ヶ月にわたって苦しめられたSEOライティング(まじでしんどかった)、受講生どうしで行う相互取材、そして卒業制作のインタビュー記事。
プロのライターさんからいただける添削やフィードバックはとてもためになり、ひとつひとつ課題をこなすうち、着実に力がついていくのを感じた。

コースの集大成となる卒業制作を執筆するにあたり、行きつけの飲み屋のマスターにインタビューをお願いしたところ、快く引き受けていただいた。
彼の魅力的な人柄のおかげで、我ながらとても良い記事に仕上がったと思う。
構成や切り口を熟考し、推敲に推敲を重ね、どきどきしながら課題を提出した。

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結果は100点満点中94点の一発合格。
講師の方にもたくさんのお褒めの言葉をいただき、胸がいっぱいになった。
と同時に、こう思ったのだ。

なんだ。やっぱりやればできるんじゃん、わたし。

はじめの一歩を踏み出せずに悶々としていた半年前の自分が、今のこの状況を見たらどんな反応をするだろう。
きっとめちゃくちゃ誇らしくて、満面の笑みでドヤ顔するに違いない。
そして「こんな未来が待っているなら、もっと早く行動したのに」なんて無責任なことを言うんだろう。


入会時の説明会で、SHEの社員さんが口にしていた「受講上のルール」を今でも覚えている。

「わたしなんて」、「わたしにはできない」と言うのは禁止です!

課題がなかなか進まなくて躓きそうになるたび、投げ出したくなるたび、この言葉を思い出した。
がんばると決めたのはわたしなのに、ここで踏ん張れなかったら「やっぱりできなかった」と証明してしまうことになる。それだけは絶対に嫌だった。

わたしの夢を叶えることができるのはわたしだけ。
だからこそ諦めずにここまで来れたことが、絶対的な自信となった。
他の誰かと比べるのではなく、壁を乗り越え、努力を積み重ねてきた自分自身への信頼。

ライターコースの卒業はゴールではなく、むしろ新たなスタート地点だ。
これからは堂々と胸を張って、積極的に足を動かして、ガンガンお仕事を取りにいきたい。
でもひとまずは、途中で立ち止まったりペースを落としたりしながらも、最後まで走り切った自分に「お疲れさま」と声をかけてあげたい。



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