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設立1ヶ月以内の新設法人でもメガバンクの口座が作れるという話

こんにちは。
おかゆーじです。

いわゆる都市銀行ってやつですが

『設立して間もない新設法人だと審査が通りづらい』

こんな話を聞いたことありますよね?

少なくとも会社を設立しようと思っている方は
聞いたことあると思います。

ですがこれは都市銀行だけに
都市伝説
みたいなものでした。

私は2020年5月8日に
自分の会社を設立したのですが

結論、何も問題なく
すんなり審査が通り昨日口座開設をしてきました。

ではなぜこのような
デマみたいなものが流れているのか。

今回はこれについてご説明したいと思います。

・法人設立を検討している
・法人を設立したが個人口座で入出金している
・独立や起業を考えている
・ちょっとした豆知識が欲しい

大手都市銀行に勤めている友人に相談した話

どこの銀行と言うことは言えませんが
高校の同級生で大手都市銀行に
勤めている友人がいます。

当時の私は法人口座は審査が厳しい
と誤認していたのでその友人に相談しました。

するとこのような返答がありました。

「法人口座開設にはもちろん審査はあるけど、○○だから作れないということはないよ」

え?そうなの?

・固定電話が必要
・シェアオフィスはNG
・資本金は低すぎてはダメ

このような条件があるものだと思っていました。

(そもそも法人口座の開設についてネットで調べるとこう書いてあるし!)

またその友人はこんなことも言っていました。

「あ、コンプラはいかん」
「反社と風営法関連は通らない」

当たり前だろ!笑
そんなことしないよ!笑

要するにコンプライアンスに抵触しなければ
問題なく審査は通過するということでした。

ちなみに私が法人口座の開設をした時は
こんな感じでした。

・資本金10万円
・登記住所は自宅(賃貸)
・固定電話なし(登録連絡先は携帯番号)
・株式ではなく合同会社で設立
・他行は一口座も保有していない
・法人設立した同月に口座開設の申込み

まぁ皆さんお察しだと思いますが
ちゃんと登記されていて
実体がある会社であればほぼ通ります。

悪用する人のせいで作りづらいだけ

「悪用ってなに?」という話ですが
要するにこういうことです。

『犯罪に使われないかの審査をしているだけ』

もはやこれだけです。

「え、それだけなの?犯罪には使わないし悪用しないから普通に開設できるってこと?」

はいその通りです。

これは要するに

・マネー・ローンダリング
・テロ資金供与
・その他犯罪行為に使われていないか

このように海外への不正送金や
振り込め詐欺、反社会的勢力など
法人口座が犯罪に利用されないために
銀行が取り組み強化
しているだけです。

要するにこれが審査の中身なのです。

要するにこのような事業(犯罪行為)ではなく
クライアントからの入金や給与支払いなど
正当な理由で開設するなら何も問題ありません。

シェアオフィスで登記すると審査が通りづらい

法人登記するのに住所が必要だし
事務所を借りるにも毎月固定費が高いから
毎月数千円〜2万円くらいで済む
『シェアオフィス』で登記した方がいいのでは?

もしあなたがこの理由で
シェアオフィスを契約しようとしてるなら
それは『ただの情弱』です。

その理由は2つあります。

・シェアオフィスをわざわざ契約しなくても、自宅(賃貸可)住所で登記すればいい
・不特定多数が同一住所で登記するシェアオフィスの場合、その住所で悪用されているリスクがあるため、むしろ審査に通りづらい可能性がある

これはあくまで
「シェアオフィスを使うな!」
というわけではありません。

むしろこれが必要になるケースもありますので
あくまでその法人の事業内容によりますね。

賃貸契約書に特に記載がない
または個人所有の自宅の場合
そこで法人登記することに何の問題もないです。

むしろ自宅兼事務所として活動することで
家賃や光熱費の一部を法人の経費として
計上できる
ようになりますので
税務上でも得をすることがあります。

ですので特に理由がない場合は
今住んでいる自宅の住所で法人登記しましょう。

またこの場合は当たり前ですが
他の入居者に迷惑をかけないようにしましょう。

都市銀行で法人口座を開設する際の手順

前述のとおり
事業内容に問題がなければ
誰でも法人口座の開設ができる
ということが
お分かりいただけたと思います。

ちなみに私は個人事業主のときに
事業用口座として利用していた
りそな銀行で法人口座も作りました。

(利用実績があるという点も開設しやすい要因と考えられます)

また法人口座の開設は個人の口座開設と違い
申込みすると1週間前後で審査が行われます。
審査が通れば、実際に支店で開設手続きをする。

要するに二度伺う必要があります。

では実際に法人口座の開設時に
準備するものをご紹介いたします。

■りそな銀行の法人口座開設時に必要な書類
▼口座開設申込みのとき
・登記簿謄本(履歴事項全部証明書など)
・法人の印鑑証明書
・口座開設者の顔写真付きの本人確認書類
※それぞれ原本が必要

▼実際に口座開設するとき
・上記3点の原本
・法人の銀行印

必要なものはこれくらいです。

これらの登記書類や法人印に関しては
司法書士の先生に発行依頼をすると思うので
わざわざ時間を使って用意する物はない
と考えて良いでしょう。

ただし注意事項というか
準備おくべきことが1つあります。

これらの書類と同じレベルで
必要なもの
になりますのでチェックしておきましょう。

法人口座の開設には面談がある

個人口座の開設だと馴染みはありませんが
法人口座を開設するときには

『銀行の担当者との面談』

これが必ずあると思っておきましょう。

ちなみにネット銀行ではございません。
あくまで都市銀行に限った話です。
(もしかしたら地方銀行や信金でも面談はあるかもしれないです)

ではその面接時に何をヒアリングされるか
事前に対策しておけば良いだけです。

ちなみに聞かれた内容はこちらです。

・資本金
・従業員数
・事業内容
・法人口座の使用目的 など

これらについて20分前後ですが
根掘り葉掘り質問をされます。

また、この中でも

・事業内容
・法人口座の使用目的

この2つが特に重要です。

これは先述のとおりですが

『犯罪に使われないかの審査』

要するにこれを判別しているので
もしこれらの回答が曖昧だと
口座開設を断られる可能性がありますので
この2点は最低でも抑えておきましょう。

とは言っても自分の会社ですから
これらを把握してないことはないですので
流石に問題ないと思いますが

もし回答できるか心配な方は
事前に話せるように準備しておきましょう。

まとめ

今回は『法人口座は誰でも作れるが注意点は必要』という話をしました。

またここまで話しましたが私は

『大手都市銀行で口座を作るメリットはない』

と思っており
その理由は3点あります。

・振込手数料が高い
・月額費用が数千円かかる
・営業時間外だと何もできない

要するに何が言いたいかというと

『ネット銀行の方がオススメです』

「いや、都市銀行の方が他社と取引する時に信用度が高いんじゃないの?」

こう考えている人がもしいるのであれば
私はこのように切り返します。

「そもそもクライアントとは振込や送金のやり取りだけなんだから、それであれば都市銀だろうがネット銀行だろうが地方銀行だろうが関係ない」

「たかが口座に対して、うだうだ言ってくるとしたら今後も様々な場面で、あーだこーだ言ってくる可能性が高いので、そんな会社とはそもそも関わらない方が良い」

ただし都市銀行のメリットが
ないわけではありません。

・実際に対面で話ができる
・今後融資相談をする時も対面で対応してくれる
・資産運用などの相談も相談しやすい

要するに対人とやり取りしたい場合は
都市銀行が良いと言えるでしょう。

実際に法人口座を開設するときに
これらのポイントに注意し対策することで
審査で断られる可能性は
限りなくゼロに近づきます
ので
ぜひ参考にしてください。

また今後もビジネスに関する話も
ちょこちょこしていきたいと思います。

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