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【英語】as you deem necessary/appropriate/fit

今日ご紹介するビジネス英語は、"deem" (発音は「ディーム」)という他動詞を使ったフレーズ、 "as you deem necessary/appropriate/fit)" (発音は「アズ・ユー・ディーム・ネセサリー/アプロプリエイト/フィット」)のご紹介。

この "deem" の訳語は、「~を~だと考える、見なす、判断する」というものだ。よく似た単語に "consider"(「考慮する」) があるが、この "deem" は、"consider" よりも、丁寧でかしこまった語感を持つ。

今日はご紹介したいのは、この "deem" を、 "as"という副詞節を作る接続詞、"you" (「あなた」)という主語、"necessary"(「必要な」)または "appropriate/fit" (「適切な」)という形容詞を用いて、"as you deem necessary/appropriate/fit" とつなげるフレーズだ。

これは、「あなたが必要なだけ(~する)」「あなたが適切だと思うように(~する)」という態様を表す副詞節になり、相手の判断にゆだねて物事を進めたり、進めてもらったりするという文脈でよく使われる。

くどくど説明するのも分かりにくいので、いくつか例文を見てもらうのが早いだろう。

"Please feel free to invite colleagues from other functions as you deem necessary."
あなたが必要なだけ、他部署のメンバーを遠慮なく招いてください。)

"Please take actions as you deem appropriate."
あなたが適切だと思うようにアクションを取ってください。)

"This is a draft proposal.  Please review and modify it as you deem fit."
(これは提案の原稿です。ご査収いただき、あなたが適切だと思うように修正してください。)

これらの例から分かるように、"as you deem necessary/appropriate/fit" は、相手に権限を委譲して細かい判断を任せるときに使う。私の勤めた複数の外資系企業では、部下に権限委譲をすることを推奨していたため、このフレーズを聞いたり、使ったりする場面は少なくなかった。

なお、丁寧な言い方ではあるが、相手に判断を委ねるものの、その結果についてはちゃんと責任を負ってね、という、相手に結果責任を求めるニュアンスも含まれていると感じる。こういうところも、外資系らしいかもしれない。

ご参考になれば幸いです!

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