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【英語】caveat

今日ご紹介する単語は、"caveat"。ビジネス上よく使う意味は、「警告、注意事項」など。

英語っぽくないスペルだが、それもそのはず、ラテン語からの借用だという。語源は、「警戒する」という意味のラテン語だそうだ。

それゆえ、この単語の発音は少々難しい。強いてカタカナで書くと、「キャヴィアット」だろうか。

個人的には、世界三大珍味のひとつとして有名なチョウザメの卵の「キャビア」="caviar"「キャヴィア」という単語と、発音がよく似ていると思っている。

だから、私が今日ご紹介する "caveat" という単語を習得した際には、"caviar" 「キャヴィア」に、最後の "t"「トゥ」をくっつけて、「キャヴィアット」と覚えていた。このイメージで発音すると、大抵、どの外国人にもよく通じる。

さて、この "caveat"だが、ビジネスでは、話し言葉でも書き言葉でも、結構よく使われる。ただし、カジュアルではなく、ちょっと畏まった場面で使われることが多い印象を持っている。

英辞郎の解説を見てみよう。

caveat
【名】
1. 《法律》(手続き)差し止め請求
2. 〔特許の〕仮出願、暫定特許
3. 警告、抗議
4. 注意事項、ただし書き、補足説明
・There is a caveat to that. : それについては言っておきたいことがある。

ビジネスでよく耳にするのは、上の解説のうち、「3.警告」あるいは「4. 注意事項、ただし書き、補足説明」という意味用法だ。

私がよく聞くのは、"with a caveat that..." というフレーズで使われるシーンだ。特に、何かを許可するときに、このフレーズの、"that"以下に来る事柄を注意事項として、あるいは条件として、補足する、という趣旨で用いられることが多い。よくあるのは次のようなセンテンスだ。

The proposal was approved with a caveat that status reports should be submitted on a quarterly basis.
(レポートを四半期ごとに提出するとの条件付きで、その提案が承認された。)

会話でもE-mailでもよく使われるので、覚えおくとよいだろう。

ご参考になれば幸いです!

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