見出し画像

【英語】I echo...

今日も、ちょっとした小ネタ。"echo"(「エコー」)の使い方。外資系企業では、ミーティングなどでの議論の際に、頻繁に用いられる。

まずは、この単語についての、英辞郎先生の解説から。

echo

〔音の〕エコー、反響、残響
こだま、山びこ現象
自動
〔場所が音で〕反響する
〔音が〕こだまする
他動
〔音を〕反響させる
~をおうむ返しに言う、そのまま繰り返す[伝える]
(人)の意見をまねる、(人)と同じ考えを持つ、(人)に賛成の意見を表明する、(人)に同意[同調]する
・I echo your concerns completely. : あなたの懸念については私も全く同感です。
・The management believes that cutting overtime helps employees become more efficient with their daytime work and some employees are echoing that view. : 経営側は時間外労働を減らすことによって従業員が日中の仕事をより効率的にこなすようになるのではないかと考えている。従業員にはその考えに賛成している者もいる。

今日ご紹介したいのは、上記の、英辞郎先生の解説のうちの、他動詞の用例だ。他人の意見に、全く同感だ、ということを示すときに使う。私がよく耳にするのは、会議などで、他の人が、何か良いことを言ったときに、「私も同感です」と、賛意を表したい場面での使い方だ。次のように言う。

I echo what David has just said.(デービッドが今言ったことに同感です。)
I echo that. (それに同感です。)

これは、便利である。賛意を示したい場合には、きちんと言おうとすると、”I have the same opinion."とか、"I agree with him"とか、"I agree to his opinion"などのフレーズを思いつく。しかし、長い。これに対して、"I echo that."というフレーズは、とても短いので、サッと口に出せるのである。

外資系企業の会議、特に、日本人以外が多い会議では、みんなが速いスピードでしゃべりまくり、発言するタイミングを逃してしまうことが多い。他の会議参加者に、自分の言いたかったことを言われてしまったようなときは、すかさず、"I echo that!"と言って、自分も同じだ、ということだけでも表明すると、会議に貢献できる。

本当に頻繁に使われるし、使い勝手が良いので、よろしければ使ってみてください。

**********

ちなみに、上記とは全く違う文脈になるが、オンライン会議が増えた今日この頃、オンライン会議で、発言者の声がこだまする(ハウリングする)場合も、"echo"という単語が、そのままの「エコー」という意味で使える。

We have an echo...  I will try to fix this.
(エコーが聞こえますね(=声がこだましていますね)、ちょっと改善を試みますね。)

ご参考になれば幸いです!

私の英語系の記事へは、以下のリンク集からどうぞ。

Kindleで出版中の私の電子書籍2冊(国際会議の英語と採用面接の英語についてのノウハウ本)も、よろしければ是非ご覧になってください。Kindle Unlimited対象です。

サポートをいただきましたら、他のnoterさんへのサポートの原資にしたいと思います。