【英語】The bottom line is (that)......
今日は、結論を述べるときや、要点を強調するときに使うフレーズ、"The bottom line is (that)..."のご紹介。
私は、このフレーズを、普段から多用している。結論を示したいときや、会話の途中で、「ここ、大事なポイントですよ! よく聞いておいてね!」と強調したいときに便利。
学校で習った表現では、結論を述べるときは、"The conclusion is (that) ..."(「結論は...です」)などのフレーズが思い浮かぶかもしれないが、これだと、ちょっとかしこまった感じや、堅苦しい感じがする。そんなとき、"The bottom line is (that)..."というフレーズは、普段の会話でも気軽に使えて、使い勝手が良い。
この"bottom line"を、オンライン辞書の「英辞郎」先生で引いてみた。
このうち、上記の5.みたいな俗語があることは置いておいて(苦笑)、今日ご紹介するのは特に2.の「最終結果、決定、結論」という用法だ。上記2.の例文を、以下に再度引用する。
この例文にあるように、日本語に訳すと、「つまり」「要するに」「結論は」、などの言葉がしっくりくる。1つ目の例文が、ビジネスでの会話であるのに対し、2つ目、3つ目の例文を読むと、プライベートな会話でも自然に使えることが分かるだろう。
4つ目の例文、"The bottom line is this."は、これから大事な結論を言うぞ!という前振りであり、ビジネスでややこしい議論をしているとき、結局、大切なポイントはここである、という演説をするときに使える。「これから要点を言うから、しっかり聞いといて!」というニュアンスを醸し出すのだ。これを言うと、通常は、皆が黙って、次の決めの台詞に注目する。このフレーズの後に、一呼吸おいて、きっちり、はっきりと結論を述べたい。
ちなみに、この、"bottom line"のこのような使い方は、もともとは、上記1.の意味に由来する。計算書の最下行、すなわち、"bottom line"に記入される、最終的な利益や損失、すなわち「損益」という意味だ。そこから、結論、肝心なこと、といった意味に派生したようだ。
この、本来の「損益」という意味でも、ビジネス上、このフレーズは多用される。英辞郎の解説を再掲しておこう。
そして、これと対になるのが、"top line"(「売上」)である。ご参考までに、英辞郎の"top line"の項目の解説には、次のように書いてある。
この"bottom line," "top line"の用法は、会社の業績を示すときなどによく使われる。例えば、以下のような文脈だ。
こちらも結構な頻度で使われるので、併せて覚えておくと役に立つだろう。
ご参考になれば幸いです!
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