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【温泉】渋温泉 外湯めぐり(長野県山ノ内町)

今日ご紹介する温泉は、長野県は山ノ内町の渋・湯田中温泉郷にある渋温泉外湯めぐり

渋温泉には、共同浴場が9つある。地元の方が昔から大切に守ってこられた昔ながらの風情の湯小屋が9つ、温泉街に点在している。

これらの外湯のうち8つは、地元の方のほかは、渋温泉の宿泊客のみに開放されている。各宿泊施設で外湯の鍵を借りなければ、これらの湯小屋に入ることはできない。ただ、9番の「大湯」に限っては、渋温泉に宿泊しない日帰り客も利用することができる。

各外湯の入り口には朱印(スタンプ)が設置されており、トップ写真の「祈願手ぬぐい」(宿泊施設で購入)に、朱印を押しながら巡ることができる。9つの外湯で朱印を得たら、最後に温泉街に鎮座するお寺「高薬師」へ参詣して印受すれば、満願成就となる。九(苦)労を流し、厄除け、安産育児、不老長寿のご利益があるといわれている。

私は、渋温泉の「歴史の宿 金具屋」(以下「金具屋」)さんに1泊した際に、この外湯めぐりを行った。

お借りした外湯の鍵は、大きな木札に紐で結ばれていた。

「金具屋」さんで豪華な夕食をいただき、少しお腹が落ち着いたところで、外湯巡りに向かった。

以下、9つの外湯めぐりの記録を、写真でどうぞ!


1番 初湯

2番 笹の湯

3番 綿の湯

4番 竹の湯

5番 松の湯

6番 目洗の湯

7番 七繰の湯

8番 神明滝の湯

9番 大湯

以上が、9つの外湯だ。

温泉分析書によると、これら9つの外湯の源泉は、1~3が同一の源泉、4と5が同一の源泉であるが、6、7、8、9はそれぞれ別の源泉であるようだ。つまり、9つの外湯には6種類のお湯が使われているようだ。そこで、もし、時間や体力の関係で、9つ全部巡れないという方には、「1~3」「4と5」のカテゴリーからは、ひとつだけに入るのでも良いかもしれない。そうすると6湯巡りで済むだろう。

ちなみに、別の記事でご紹介したとおり、このとき宿泊した「金具屋」さんの館内には、8つの湯船があった。私は、1泊2日の日程で、それらを全て巡ったうえ、さらに外湯を9つ全部巡った。合計17の湯船に浸かったことになる。我ながらクレイジーだ。無事にコンプリートできて、感無量だった。

高薬師の御朱印

9つの外湯で朱印を集めたら、最後に、高薬師様の御朱印をいただいて満願成就となる。

高薬師は、渋温泉街を見下ろすような高台にあり、到達するには、急な階段を登らなければならない。

階段を登ると、立派なお堂が鎮座していた。

通常は、このお堂に、満願成就の御朱印が設置されている。しかし、この日は、雨が降っていたことを理由に、高薬師前ではなく、9番「大湯」のそばに「臨時朱印所」が設けられていた。おそらく、雨のなか急な階段を登るのは危険だから、という配慮によるものだろう。

9つの外湯の朱印と、高薬師様の御朱印を集めて、ついに満願成就! この手拭いは、家宝として大切に我が家で保管している。

いやはや、楽しかった。9つすべてのお風呂は、雰囲気や湯船の形が少しずつ違っていて、どれも美しかった。そして、一つひとつ鍵を開けて中を覗いてみる瞬間のわくわく感が、たまらなかった。

9番「大湯」以外の湯小屋や湯船は、いずれも小ぢんまりとしていた。時折、地元の方や、温泉宿の浴衣を着た旅行者の方と一緒になったが、皆さん笑顔で挨拶してくださり、時には世間話をしたりした。体のみならず、心までほっこり温まった。

温泉愛好家のみならず、私のように収集癖のある人には、きっと楽しんでいただけると思う。是非、渋温泉に宿泊して、トライしてみてほしい。

最後に、これらの9つのお湯を管理してくださり、旅行客に提供してくださっている地元の方々には感謝しかない。本当にありがとうございます!

いいお湯でした。お世話になりました!

渋温泉九湯めぐりについてのサイトはこちら。

このとき宿泊した渋温泉「歴史の宿 金具屋」さんの記事もどうぞ!

私の温泉系の記事へは、以下のリンク集からどうぞ!

私の収集癖について書いたマニアックな記事も、よろしければどうぞ!

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