【英語】manage expectations / expectation management
今日ご紹介する英語フレーズは、"manage expectations" 、そしてその名詞形の"expectation management"。
これらのフレーズを分解すると、まず、"expect" が「期待する」という意味の動詞で、"expectations" が「期待」「期待値」という意味の名詞。
そして、"manage" は、「管理する」「マネージする」という意味の動詞であり、"management" は、「管理」「マネジメント」という意味の名詞だ。
したがって、"manage expectations" は、日本語では「期待をマネージする」「期待値を管理する」という意味になり、"expectation management" は「期待マネージメント」「期待値管理」という意味になる。
これらの英語フレーズを学ぶには、そもそも、「期待をマネージする」「期待値を管理する」とは、どういうことか、を学ぶ必要がある。
私の経験では、顧客満足度の議論の際や、チームビルディングや人事評価の対話の際などに使われる。以下のような記事が、参考になる。
顧客管理の文脈における"Expectation Management" についての記事(英語)。
プロジェクトマネージメントの文脈での「期待値管理」についての記事(日本語)。
要は、顧客や相手の期待値を上げすぎると大変なので、相手の期待値をうまくコントロールしましょう、という文脈で使われるのだ。
たとえば、私がよくこのフレーズを聴くのは、以下のような文脈だ。
これは、同僚との会話の例だ。上司の期待値が高すぎると、業績評価のときに、その高すぎる期待を満たすのが困難になり、良い評価を取りづらい。だから、上司の期待値をほどほどのレベルに留めるといいよ、という文脈だ。いわば、会社での処世術を語っているものだ。
期待値マネージメントといえば、転職するときに、これが重要になると思う。転職後の職場ではりきってしまい、いきなり頑張りすぎると、上司や周囲の期待値が急上昇して、その後もコンスタントに成果を上げ続けることが当然だと期待されてしまう。そうなると、フルスロットルで走り続けなければならず、苦しいし、息切れしてしまう。そうすると、せっかく人生を賭けて転職したのに、長続きしない、という残念な結果になってしまう。
だから、無理をしてエンジン全開で燃え尽きるのではなく、ほどほどに周囲の期待値をコントロールしつつ、無理のない範囲で、継続的にそこそこの成果を示し続けられるのが、結果としてはうまくいくと思っている(上司には決して聞かせられないが…。ここだけの話ね。)。
ご参考になれば幸いです!
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