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【英語】I am impressed / I am not overly impressed / not so sure

今日は、"impress"「(人を)感動させる」という動詞を使った英語フレーズのご紹介。

私は、これを、会話でもメールでもよく使う。何かを褒めるときと、否定形を用いて、やんわりと否定するときに使える。似たような、やんわりと否定する表現として"not so sure"もご紹介する。

I am impressed with...

まずは、褒めるバージョンから。

"Impress"は、「(人を)感動させる」

これを受身形にして、"be impressed with..."とすると、「~に感動する」という表現になる。これ自体は、相手の良いところや、相手の成功を褒めるときによく使う。

I am impressed with your presentation.
(あなたのプレゼンには感動しました。)
I am impressed!
(すごい!)(※何か、すごいものを見聞きした直後に。)

この"I am impressed with..."(「私は~に感動しました」)は、是非覚えておこう。何かを褒めるときの万能表現だ。

I am not overly impressed with...

そして、その応用編、これに"not"を加えて否定するバージョンのご紹介。今日お伝えしたい表現は、むしろ、こちらのほうだ。

私は、義務教育時に、英語という言語は、白黒はっきりモノを言う言語だ、と習った記憶がある。しかし、英語ネイティブの外国人と日々仕事で接していると、英語にも、オブラートに包む表現がかなりあると感じる。

この"impress"を否定形で使って、何かを、あるいは誰かを、やんわりと否定する表現も、そのひとつ。私の仕事では、よく耳にする。

I am not overly impressed with your attitude.
(あなたの態度には、あまり感心しません。)
I am not overly impressed with his behavior.
(彼の行動には、あまり感心しませんね。)

上は、相手の態度や行動について、少し注意したい文脈で、やんわりと使う表現。

下は、その場にいない第三者の言動を評価するとき、否定の文脈で、使う表現。例えば、その場にいない同僚について、その上司からフィードバックを求められたりすることがある。そんなとき、例えば、「あの人の行動は問題だ」という趣旨を伝える場合、"I do not think behavior is good."などと、ストレートにダメ出しすると、ちょっとキツい。社会人であれば、ニュアンス的に、すこし和らげたい。

そこで上記の表現だ。ポイントは、"I am impressed with"を、"not"で否定する上、さらに、副詞の"overly"を挟むこと"overly"は「過度に、非常に」という意味。”not overly” で「あまり...ではない」という部分否定になる。

この"overly"の代わりに、もっと馴染みのある、"very much" "particularly" などを入れて、"not very much impressed..." とか、"not particularly impressed..." など言っても、同様のニュアンスが出せる。(でも、なぜか"not overly impressed"という表現が、私の周りでは、少なくともよく使われている。)

「ダメだよね」というのを、「過度に感動しません」→「それほど感心しません」という風に、ちょっと回りくどい言い方をして、「ちょっと言いにくいんだけど…」という、申し訳なさげな、気を遣っているというニュアンスを加えられる。

I am not so sure if...

似たような観点から、"not so sure" という否定表現も、よく使う。

I am not so sure if that’s right.
(それが正しいのかよく分からない。) 

文字通り、本当に、「単純に分からない」という場合にも、この表現を使うこともある。

しかし、今日ご紹介した上の例文は、本当はダメだと分かっていても、"That's not right." だと直接すぎてカドが立つので、気を遣って、"not sure if..."をつけて、少しニュアンスを和らげる使い方だ。

だから、"not overly impressed with what you have said" とか "not sure if you are right." などと言われたときには、すぐに、ピンときてほしい。

相手はあなたの言動を良く思っていなかったり、あなたの意見に反対だったりするのだが、そのことを、気を遣いながら、言ってくれているのだと。

ご参考になれば幸いです!

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