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【英語】gut feeling(ガット・フィーリング)

今日ご紹介するのは、"gut feeling"という英語フレーズ。発音すると、「ガット・フィーリング」。意味は、「直感」

特に、"I have a gut feeling..." とか、"My gut feeling tells me..." とかいう言い回しで、何かについて、「直感的にこうだと思う」という、自分の感覚を示すときに使う。

カジュアルな日常会話でも使われるが、ビジネスでも、同僚との会議や社内ミーティングなどで良く使われる。

特に、まだはっきりと確約もコミットもできないし、裏付けもない段階ではあるけれども、自分の直感では、こうなるのではないかと思う、という、将来の見通しについての発言をする際によく使われる。

ただし、カジュアルな語感であるので、フォーマルなスピーチの場や、重要なクライアントとのかしこまった会議などではあまり使わないようだ。

いつもどおり、英辞郎の解説を見てみよう。

まずは、"gut feeling" を構成する、"gut" という名詞の意味は、次のとおり。

gut
1. 〔人や動物の〕消化管、胃腸
2. 《guts》腸、はらわた、臓腑◆【同】bowels
3. 《guts》〈話〉〔機械や理論などの〕中心部、最重要部
4. 〈話〉〔本能的な反応をする〕直感、感性◆【参考】gut reaction
・My gut tells me that something bad is happening. : 何だかまずいことになっている予感がする。
5. 《guts》〈俗〉胆力、度胸
6. 〔弦楽器や外科用糸などの〕ガット、腸線◆【同】catgut
7.〔釣りの〕てぐす
8.〈俗・軽蔑的〉太鼓腹

上記1. や2.にあるように、"gut" という名詞の基本的な意味は、「胃腸」「はわらた」という意味である。

そこから、"gut feeling" というのは、頭ではなく、お腹の底から湧き上がってくる身体的な感覚、というようなものを指すのだろう。つまり、それが「直感」というわけだ。

そして、"gut feeling" についての解説も見てみよう。

gut feeling
《a ~》直感、勘、第六感、虫の知らせ
・I have a gut feeling [feel] that it is going to rain sometime soon. : 何となく、もうすぐ雨が降りそうな気がする。

have a gut feeling that
〔that以下〕のような気[予感]がする、〔that以下〕という直感が働く、〔that以下〕であると実感する
・I have a gut feeling that the economy is bottoming out just now. : 私は、経済がちょうど今、底を脱しつつあるという気[予感]がする。

そして、私がビジネス上このフレーズをよく聞くのは、次のような文脈においてだ。

I have a gut feeling that this product is going to be a blockbuster.
(この製品は大ヒットするのではないかという予感がする。)

My gut feeling tells me that we should not invest in this project.  This is just too risky.
私の直感では、このプロジェクトに投資すべきではないと思う。リスクが高すぎる。)

何かについて、確証があるわけではないが、直感的にアンテナが立ったことについて、相手に伝えておきたいときに便利なフレーズだ。

ところで、私は、ビジネスにおいては、理屈ではなく、第六感的な感覚に従うべき場面があると感じている。自分の "gut feeling" や、仲間の "gut feeling" が何かを告げているときは、その感覚を大切にし、決して軽視すべきでないと思っている。

ご参考になれば幸いです!

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