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【英語】-wise(接尾辞)

今日ご紹介する英語は、"-wise" という接尾辞を使った言葉の作り方(読みは、「~ワイズ」)。

ビジネス英会話では、別の単語(名詞など)の直後に、この接尾辞 "-wise" を付ける表現をよく耳にする。その場合、「~については、~に関しては」というもので、副詞的な意味を持たせることになる。

早速、例文を見てみよう。

Content-wise, this proposal is good, but you need to use our template.
内容的にはこの提案書は良いけれど、私たちのテンプレートを使う必要があります。) 

Location-wise this venue is perfect but the costs will go over our budget.
ロケーションとしてはこの場所は完璧だが、コストが予算を上回るだろう。)

この接尾辞 "-wise" を名詞などの末尾に付けて副詞的に用いる用法は、私の知る限り、会話ではよく使われるが、書き言葉ではあまり使用しない。特にフォーマルな文書などで使われることは殆どない。

書き言葉の場合は、上記の例文で言うと、「内容的には」という意味を示すには、"content-wise" ではなく、"as a content" とか、"from a content perspective" などが使われるだろう。

会話でこの "-wise" が使われるのは、おそらくそのほうが、"as a content" とか、"from a content perspective" などと言うよりも単語数が短くなるため、早く意図が相手に伝わるからではないかと思う。いわゆる「タイパ」が良い、ということなのではなかろうか。

英会話で「なんちゃらワイズ」という耳慣れない言葉を聞いたときには、相手が勝手に副詞を作りあげているということに気づき、その「なんちゃら」の部分だけを理解すれば、それで十分だ。

ご参考になれば幸いです!

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