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【英語】roll up one’s sleeves

今日ご紹介する英語フレーズは、"roll up one's sleeves" (読みは「ロール・アップ・ワンズ・スリーブズ」)。

このフレーズのうち "sleeves" は「袖」という意味の名詞 ("sleeve" の複数形)だ。そして、"one's" は、my, your, his, her, their など、そのときどきの人称代名詞の所有格に変えて使う。 そして、"roll up" は、「巻き上げる」という意味の句動詞だ。

したがって、"roll up one's sleeves" というのは、直訳すると、「両袖を(自分で)まくりあげる」という意味になる。

それが転じて、ビジネスでは、この "roll up one's sleeves" というフレーズを、仕事やプロジェクトなどに、気合を入れて、本気で、積極的に取り組むという意味でよく使う。物事に気合を入れるときに袖まくりをするという動作を想像すると、容易にイメージできるだろう。

例文を見てみよう。

Our future depends upon the success of this project.  Let's roll up our sleeves! 
(私たちの将来はこのプロジェクトの成功にかかっている。気合を入れて取り組もう!

また、外資系の求人情報においては、時々、このフレーズを、求める人物像としての「積極性」という意味で見かけることがある。このフレーズを構成する単語をハイフンでつないで形容詞的に、"roll-up-your-sleeves" とし、名詞 "attitude" と共に用いる。次の例をみてみよう。

Applicants must have rich experience in distribution management, leadership skills and a roll-up-your-sleeves attitude.
(応募者には、流通管理の豊富な経験、リーダーシップスキルと、積極的に物事に取り組む姿勢がなければならない。)

外資系企業の多くは、伝統的な多くの日本企業よりも、成果主義の傾向が強いと感じている。そのためだと思うが、外資系企業で成功している人、特に、エグゼクティブクラスには、"roll-up-your-sleeves attitude" の人が多いと感じる。

もちろん、"attitude" (姿勢)のアピールだけではダメで、実際の結果を伴わなければ、評価されるわけではない。しかし、積極的な姿勢で仕事に取り組まなければ、成果を伴うことも難しいと感じている。

ご参考になれば幸いです!

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