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【英語】food for thought

今日ご紹介する英語フレーズは、"food for thought" (読みは「フード・フォー・ソート」)。

ビジネス会議でよく使われる。意味は、「検討材料」だ。

単語に分解するとイメージしやすい。まず、"food" の意味は「食べ物、食品」だ。そして、"thought" は、thinkの過去・過去分詞形でもあるが、「考えること、思考、思索」という名詞でもある。

つまり、"food for thought" は、直訳すると「思考のための食べ物」。それが、「思考の糧」つまり、「検討材料」という意味に転じる。

普通、"food" (食べ物)は、体に栄養を与えるためのものだが、ここでは "thought" (思考)に食べ物を与えると表現することによって、思考を豊かにするために栄養を与えるというニュアンスを生む。

例文を見てみよう。

Your sales forecast seems too optimistic to me.   Have you considered variable factors such as inflation and foreign exchange rate?  Just a food for thought.
(あなたの売り上げ予測は楽観的すぎだと思う。インフレや外国為替レートなどの変動要因も検討しましたか? 検討材料として参考にしてみてください。)

このように、ビジネス会議の場では、その時点では十分検討できていないが、本当は忘れずに検討しなければならない重要なポイントという文脈で用いることが多い。

会議の場で、あなたが、重要なポイントを誰かが見逃していることに気づいたときには、"food for though" という表現を用いて、「このポイントを考慮すべきなのでは?」と指摘してあげると、議論に貢献できるだろう。

また、誰かが、あなたに対し、"food for thought" という表現を用いて、検討材料を提供してくれたときには、それはあなたが見落としている重要なポイントかもしれないので、しっかり検討したほうがよい

ご参考になれば幸いです!

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