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【英語】direction of travel

今日ご紹介するビジネス英語は、"direction of travel" という英語フレーズ。発音は、「ディレクション・オブ・トラベル」

このフレーズを直訳すると「進行方向」という意味であり、交通標識などで、どちらの方向に進むべきかを示すものだ。

それが転じて、ビジネスにおいては、組織やプロジェクトの進むべき方向性や戦略、あるいは、外部環境の傾向やトレンドなどの自社や業界を取り巻く動向を示すための表現として使用される。

(なお、このフレーズで用いられている "travel" という名詞は、皆さんよくご存知の「旅行」という意味ではなく、より一般的な意味での「移動」という意味である。)

例文を見てみよう。

"Our direction of travel is positive, with steady growth in market share."
(私たちのビジネスの傾向は良好で、市場シェアが着実に伸びています。)

"Our direction of travel is towards a more sustainable business model, with a focus on reducing carbon emissions and promoting renewable energy sources."
(私たちの戦略の方向性は、より持続可能なビジネスモデルであり、炭素排出量の削減や再生可能エネルギー源の促進に焦点を当てるものです。)

私は職場の英語ネイティブの社員から、この "direction of travel" というフレーズをよく聞くのだが、自分で使う必要性まではあまり感じない。なぜなら、もっと簡単な表現で言い換えられるからだ。

たとえば、上の例文で言えば、ひとつめは、"We are making good progress" などと言い換えられるし、ふたつめも、"We are moving towards…" などと言い換えられる。

無理に使う必要はないが、誰かがこのフレーズを用いるのを聞いたときに、戦略や傾向について話しているのだなと分かるように、覚えておいておくと良いだろう。

ご参考になれば幸いです!

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