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【英語】お悔やみの表現

今日は、お悔やみの英語表現のご紹介。

試練のときを迎えている人に対して、いたわりの言葉や励ましの言葉など、温かい言葉をかけたいとき、英語で何と言えばよいか。

例えば、家族に不幸があったり、家族が危篤であるという状況にある人。自然災害や戦争などが原因で、大変な生活を送っている人。こういう人たちに、何と言って声をかければよいか。

そういうときは、日本語ですら、言葉の選択に迷う。慎重に言葉を選ばなければならない。英語だと、なおさらだ。どのように言ってよいのか分からず、いつも、困っていた。

それを学んだのが、東日本大震災のときだった。私も家族も無事だったが、海外にいる外国人の友人たちから、たくさんの温かい言葉を送ってもらった。それで、ああ、英語ではこういうとき、こう言えばよいのだ、と、自然に分かったのだ。

今後、こういう表現を使う場面が来ないことを祈るばかりだが、咄嗟のときに、スムーズに気持ちを伝えられるよう、覚えておくと良いだろう。

一番スタンダードだと思ったのは、次のような表現。

“My thoughts and prayers are with you.”
“My thoughts and prayers go out to you.”
“You are in my thoughts and prayers.”

(私はあなたのことを思い、祈っています。)

※”thoughts and prayers”は、”thoughts”または”prayers”の単体で使うこともできる。
※”you”に加えて、”you and your family”と書いて、相手の家族についても気遣いを示すことができる。
※災害のときなどは、個人だけでなく、被害に遭った人々全体に対してメッセージを送ることもある。その場合、”you”の代わりに、”Japanese people”とか”those affected by the earthquake”などとする。

また、次のようにも言う。

“I am thinking about you.”
“I am always with you in my thoughts”

(私はいつもあなたのことを思っています。)

日本語では、「あなたのことを思う」とか「あなたのために祈る」とか、直接的な表現をあまり使わないと思うが、英語では、いともストレートに、相手に寄り添う気持ちを表現するんだなあ、と感じた。

それに続いて、相手の体調を気遣う表現も加えられる。これは日本語でもよく使う。

“Please take care of yourself.”(お身体お気を付けください。)
“Please try to take some rest.”(可能ならば少しお休みください。)

さらに、何かできることがあるか、と、サポートを申し出ることもできるだろう。これも日本語でもよく使う。

“Please do not hesitate to let me know if I can help you.”
(もし私に何かできることがあれば、遠慮なく言ってください。)

ちなみに、相手の親しい人が亡くなってしましたった場合、お悔みの表現はこちら。

"I am sorry to hear about your loss."((相手の失ったもの・人について)お悔み申し上げます。)
※"your loss"は、"the loss of your mother"などともできる。
“Please accept my deepest condolences.”(心よりお悔み申し上げます。)
"I extend my deepest sympathies to you and your family."
(あなたとあなたのご家族に心からお悔やみ申し上げます。)
"May he/she (his/her soul) rest in peace."(安らかにお眠りになりますように)
"R.I.P"(=Rest in peace.)(SNSや墓標などで使われることが多い。)

以上、いくつかのフレーズをご紹介したが、大事なのは、相手に寄り添う気持ち。完璧に言えればそれにこしたことはないが、たとえ、多少、文法や単語が間違っていたとしても、そこは人間同士。相手を気遣い、いたわる気持ちがあれば、自ずと伝わるはずだ。

ご参考になれば幸いです!

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